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腰痛を治すために必要なこと

鍼灸いちご治療院 TEL.03-5876-8989

〒133-0051 東京都江戸川区北小岩6-35-19


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腰痛を治すための鍼灸とは

腰痛の鍼灸

鍼治療の様子こじれた腰痛を改善するには鍼灸がとても効果的です。

鍼灸のメリット・デメリットや、私が行っている特殊なアプローチ法について解説しています。


病院の手術室
一口に腰の痛みと言っても、原因によっては針治療がとても効果的な疾患もあれば、適さない疾患もあります。

病院でのケアが優先する疾患も少なくありません。
反対に病院が苦手とするタイプの腰の疾患というものもあります。その場合、腰痛改善には鍼灸が効果的で、症状が大きく軽減または消失してしまうことも多々見受けられます。

今までに鍼灸の経験がない方が、治す方法の1つとして鍼灸治療を選択しようと考えたとき、過度な期待感を抱いている方が時折いらっしゃいます。

まず、あなたの疾患が病院でのケアが適しているのか、他の方法が適しているのか見極める必要があります。
このページは以下の項目で構成されています。
腰痛の男性

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 治療院に電話する前に

日本では、腰痛や肩こり、膝の痛みなどで鍼灸を選択する方は5〜7%と言われています。日本人の殆どが鍼灸を受けた経験がありません。

治療法として鍼という手段があるとは認識していても、「金属を体に刺される。」というイメージが恐怖心を呼んでしまい、腰痛を改善する手段として鍼灸を選択するのは最後の最後。…というのが一般的な認識であると思います。

あなたがこのページを開いているのは、あなたの症状がどこで治療を受けても思わしくない状態にあるからではないでしょうか?

ご安心ください。どこでどんな治療を受けても治ってこなかった腰痛でも、【治す】・【症状を大きく改善させる】鍼灸の方法があります。その治療法については後ほど解説します。

その前に、腰痛のレッドフラッグについてお話しさせてください。
治療院に電話する前に、以下の項目はぜひ一読ください。

腰痛のレッドフラッグ

施術を受ける前に、確認しなければならない大切な事があります。疾患によっては針治療が適さず、早急に病院でのケアが必要なものがあります。

施術者は治療に入る前に、腰の痛みの症状を
red flags signyellow flags signgreen lightの3つに分類します。多くの場合には心配の必要はないのですが、まれに危険な症状が発見されることがあります。

red flags sign 
  • 発症年齢/20歳以下・55歳以上
  • 重篤な疾患の疑いがあるもの
  • 明確な神経障害があるもの
yellow flags sign
  • 難治性の慢性腰痛
  • 休職や長期の活動性低下
  • 心理的・社会的要因が大きく関与しているもの 
green light
  • 明確な神経障害がないもの
  • 画像上、器質的異常を発見できないもの
  • 非特異的腰痛

鍼治療が適さないのはred flags signがみられた場合です。

20歳以下での発症で注意を要するのは、症状の背景に脊椎の先天的奇形がある場合や、腰椎終板障害脊椎分離症・分離すべり症などが潜んでいる場合などです。

55歳以上の発症では脊椎腫瘍脊髄腫瘍・馬尾腫瘍脊椎圧迫骨折腹部大動脈瘤・大動脈解離など命に関わりかねない重篤な疾患の可能性もあります。

椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症は症状次第で
red flagsyellow flagsgreen lightどれにもなり得ます。


あなたに以下の随伴症状がみられたら
red flags signです。
保存的な療法はいったん中止し、病院での精密な検査が必要です。
少し不安な気持ちになったかもしれませんが、安心して大丈夫です。red flags signがみられることは殆どありません。

表の
green lightの項目にも記載してありますが、85%以上の殆どの疾患はX線検査やMRI画像検査でも原因がつかめず、血液検査でも異常がみられない機能性の腰痛です。

あなたの腰痛が
red flags signを除いた、yellow flags signgreen lightの範囲にあるのでしたら、鍼灸で治していくことが可能です。

腰痛のイエローフラッグ

体の症状に合わせ、以下の心理的症状がみられるようでしたら、yellow flags signです。
  • なにをしても喜びや、興味を感じない。
  • 毎日焦った気持ちになり、イライラする。
  • やる気が起きない状態がほとんど毎日である。
  • 集中力が継続せず、思考が散漫になる。
  • 死にたくなることがある。自殺を考える。
  • 寝つきが悪く、眠れない。たびたび目が覚める。
  • 食欲がない。または逆に食欲が亢進している。
yellow flags signでは発症の背景に心理社会的な要因が潜んでいるため、身体的アプローチ法のみではなく、心療内科やカウンセリングを併せて受けることをお勧めします。
あなたの腰痛がred flags signを除いた、yellow flags signgreen lightの範囲にあるのでしたら、鍼灸で治していくことが可能です。

メリットやデメリット・そして都市伝説

この項目では、腰痛改善のための鍼灸のメリットやデメリットについて説明しています。

腰痛に対する鍼灸治療の3つのメリット

メリット 1

薬の画像痛み止めなどの鎮痛剤を長期に服用していると、多くの場合に胃腸障害などが起こる事が少なくありません。

薬物は腎臓や肝臓に負担がかかるため、多臓器の障害を起こしかねません。

腰痛改善のための鍼灸治療のメリットの1つは高い鎮痛作用がありながらも、薬剤のように副作用がない事です。

メリット 2

腰を手術する様子手術のように体に対する侵襲性が大きくないので、術後の後遺症に悩まされる事がありません。

また、手術ではどんな手術でも失敗のリスクが付きまといますが、鍼灸治療ではそれがありません。

メリット 3

針治療とマッサージの差腰痛で問題になるのが大腰筋や多裂筋などのインナーマッスルです。

多裂筋では背骨の際の三角形で囲んだ点線の部分が問題なのですが、マッサージでは肝心な部分に効果が及びません。


マッサージや電気治療器などの体表からの治療法では、問題のある部位に効果を及ぼしにくいのです。最深部の大腰筋ともなると、鍼治療以外の手法ではアプローチするのが困難です。
鍼治療の最大のメリットは、手術と比較し侵襲性が小さいにもかかわらず、深部で問題を起しているインナーマッスルにダイレクトに効果を発揮でき、副作用がないことです。

鍼灸治療のデメリット

デメリット 1

デメリットの1つとしては、治療中に気分が悪くなることが稀にみられます。初めて鍼治療を受ける方にこの傾向があります。

この現象は、初めて受ける鍼に対する恐怖心からくるものです。背中や腰など自分の目の届かない処に鍼を刺されている事への恐怖心です。

途中で気分が悪いと訴えた方も、二度目以降の治療ではそのような事は起こりません。安心して施術を受けて大丈夫なのだという事が理解出来るためです。

ちなみに、途中で気分が悪くなる事があるのは男性が圧倒的に多く、女性はそのようになる方は稀です。

デメリット 2

治療後に眠気が起こったり、だるくなる事があります。また、繊細な方では便が緩くなる事があります。

この現象は、凝り固まって問題を起こしていた筋肉が弛んだ事によるものです。問題を起こしている筋肉は、極度に血液循環が悪化しているため、筋肉中に老廃物・発痛物質・毒素などが過剰に蓄積した状態にあります。

筋肉の循環が改善し、筋肉中に溜まっていた老廃物や毒素が血液の流れに乗って、肝臓での解毒が一気に進んだために起こる現象です。

言ってみれば好転反応ですから、安心してください。

デメリット 3

微量の出血や、直径10〜15ミリほどの内出血(いわゆる青タン)が起こる事があります。

一般的に鍼治療では、通常0.14〜0・18ミリほどの髪の毛ほどの太さの使い捨ての鍼を使います。注射針よりもはるかに細い鍼であり、重大な出血が起こる恐れはありません。

細心の注意を払って治療していても、身体に鍼を刺す以上は完全にこの事象を無くす事は難しく、致し方ないデメリットの1つです。

デメリット 4

腰痛改善のために選択する鍼灸治療には関係ない事ですが、首肩の治療では気胸を起こす例が稀に起こっています。

刺鍼の危険部位
左の図の丸で囲んだ部位が危険部位で、この部位さえ避けていれば通常事故は起こりません。鍼灸師はその事を熟知しているので、この部位への針は普通の鍼灸師は行いません。

事故の詳細を追跡すると、鍼灸接骨院などで無資格者が事故を起こしている事例が目立ちます。


そもそも腰痛改善の為の鍼灸治療では、この部位に鍼を刺すことはありませんからご安心ください。

鍼灸治療の都市伝説

まことしやかに口にされることがある、「友達の友達のお母さんが、鍼をしたら半身不随になった。」などという、もはや都市伝説と言って過言ではない信憑性に欠ける文言があります。我々鍼灸師はこの手の話を耳にするといつも首をかしげます。

神経に鍼が刺さって麻痺するのでは…と考えたくなるのかもしれませんが、そもそも無麻酔下の人の神経に針を刺すことなど不可能です。そのような苦痛に耐えられる人間など存在しません。

全身麻酔のもとで脊髄や馬尾神経を手術していて、誤ってメスで神経を切断してしまった。そのような事故は現実に少なくない件数が発生しています。

皮膚から鍼を刺していく。その程度の行為で人の体を麻痺させるなどというのは物理的に不可能な事なのです。

脊髄や馬尾神経は背骨によって保護されていますし、その下には極めて強い硬膜が存在し、厳重に保護されています。

解剖学や生理学を学んだ人間なら、鍼治療で使うような鍼で腰を治療して麻痺が起こるなどという事が、起こりえない事は誰もが知っています。

そのような事が起こるのは、TVの【必殺仕事人】の世界だけでの事です。どうぞご安心ください。
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やさしい治療と、しっかり効かせる治療の違い

鍼灸治療には様々な手法や流派が存在します。全ての手法が腰痛改善に効果的というわけではなく、流派や手法によって得手・不得手があります。

この項目では、代表的な手法の特徴や得意とする疾患の領域などを解説しています。

鍼の手法を大きく分類すると、【優しい鍼治療】と【しっかり効かせる鍼治療】に大きく分けられ、それに前記二者の中間的な手法を付け加えることが出来ます。

やさしい鍼治療とは

経絡図優しい鍼治療は古来から伝わる手法で、古典的手法とも呼ばれます。

この手法は【気】の概念が理論の根本にあります。

五臓六腑の気の乱れが様々な体の不調を生み、腰痛などの症状として現れる。と考える流派です。

右の図は経絡(けいらく)と呼ばれる概念上のルートを表した図です。

古典的な手法では治療にあたり、この経絡と呼ばれるルートをよりどころの1つとしています。

肝・心・脾・肺・腎の五臓と、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)の六腑それぞれに対応する12種の体表上のルートがあります。そのルート上の特異な反応点がツボと呼ばれる概念です。

主に用いられるルートは正経12種、奇経2種の合わせて14のルートとなります。

優しい鍼治療・古典的手法の流れは、脈、お腹の状態、舌の様子を観察し、どの臓腑に気の乱れが生じているかを判断します。

そして、問診や触診で得られた情報などを統合し治療点のツボを導き出します。気の流れを正常化するために使われるメインのツボは主に手足末端のツボです。

極めて細い鍼を使い、刺す深さも浅く数ミリ程度です。患者さんは刺されたことも分からない程の刺激量です。この刺激を極限まで小さくした手法が【接触鍼】と呼ばれる手法で、鍼を全く刺さず、皮膚に接触させるだけです。

そして、調整するため患部に数本、5mm程度鍼を刺します。

優しい鍼治療が得意とするのは自律神経失調症や鬱病など、治療に繊細さが要求される疾患です。

全く痛みを感じることはありませんが、腰痛などの運動器疾患に対しては効果が甘くなります。内臓障害の随伴症状としての腰の重だるさなどには効果が望めます。

理論にあいまいで難解な面があり、施術者の感性に依存する領域が大きい特徴があります。

そのため、患者さんは現在の自分の体の状態を施術者に尋ねても、分かるような分からないような回答が返ってくるため、理解しずらい面があります。

「鍼灸治療」や「針灸治療」の検索でヒットする治療院の多くが【優しい治療】を標榜する手法を採用しています。

しっかり効かせる鍼治療とは / 治療の実際例

私が用いている手法はこちらになります。近代的な解剖学をベースにした、運動機能学、生体力学を治療の根拠としています。施術者が順序立てて説明すれば、一般の方にも明快で理解しやすい特徴があります。

患者さん自身が現在の自分の体の状態を知ることで、施術者と二人三脚の形をとりやすく、腰痛などの運動器の症状改善には高い効果を望めます。

優しい鍼治療に比べ使用する数も多く、若干太めの鍼を用いる事もあります。刺す深さもインナーマッスルにまで届かせるのが一般的です。

刺激量が強く極端に虚弱な方などには向かない手法です。刺激量に比例して、腰痛などの運動器疾患には鋭敏でシャープな高い効果が望めます。

この項目では、構造的な問題や運動連鎖を考慮した私の治療の実例をいくつか紹介します。
【 腰痛改善のためのはりきゅ治療の実際例 】

椎間板ヘルニアの治療

椎間板ヘルニアへの鍼治療の様子椎間板ヘルニアの治療では、椎間板周囲の軟部組織の柔軟性を取り戻せるかがカギになります。

一般的な鍼灸院ではあまり使わない長めの鍼も使います。



椎間板ヘルニアの詳細については
椎間板ヘルニアのページで更に詳しく解説しています。参考にしてみてください。

腰椎椎間板症の治療

腰部椎間板症への鍼治療の様子腰部椎間板症では、腰椎2番のエリアが重要な治療ポイントとなります。

仮に、症状は腰椎5番のエリアであっても効かせるためのポイントは腰椎2番です。



これは腰椎5番のような下部腰椎の椎間板を、第2腰神経が支配しているためです。痛みを発症している患部も当然治療範囲となりますが、2次的なポイントであり、メインの治療点は腰椎2番エリアになります。

腰椎症・腰部椎間板症の詳細は
腰椎椎間板症のページで解説しています。参考にしてみてください。

腰椎変性すべり症の治療

腰椎変性すべり症への鍼治療の様子腰椎変性すべり症では、痛みを起こしている患部も大切な治療点ではあるのですが、重要なエリアは胸椎エリアになります。

腰そのものよりも、背中の胸椎エリアへの施術が肝です。


腰椎変性すべり症の発症には、胸椎と腰椎の可動性の違いが絡んでいて、胸椎の可動性低下が発症の原因になっています。

胸椎と腰椎の可動性違いや、腰に過剰な負荷がかかる理由について、詳細は
腰椎変性すべり症のページで解説しています。

椎間関節性腰痛の治療

椎間関節性腰痛への鍼治療の様子1椎間関節性腰痛では、背骨の彎曲に視点を向ける必要があります。

椎間関節にかかる負荷を軽減する必要があるため、患部では多裂筋と呼ばれる筋肉や脊柱起立筋の他、インナーマッスルの大腰筋への治療がポイントです。

椎間関節性腰痛への鍼治療の様子また、椎間関節にかかる負荷を軽減するには、大腿前面にもアプローチする必要があります。

腰痛の治療で、なぜ大腿前面までが治療範囲になるのか、なぜインナーマッスルの大腰筋への施術が必要なのか?


それらの理由と椎間関節性腰痛の詳細は
椎間関節性腰痛のページで解説しています。

胸腰筋膜による腰痛の治療

胸腰筋膜性腰痛への鍼治療の様子腰部には胸腰筋膜と呼ばれる強靭な組織が存在します。この胸腰筋膜が原因になり腰痛が起こることがあります。
胸腰筋膜性が問題となっている場合は、癒着が生じやすい下後鋸筋と呼ばれる筋肉の部位や、骨盤の際が大切なポイントです。

また、お尻の大殿筋は上記に勝る重要な治療ポイントです。

腰部の広背筋、胸腰筋膜、大殿筋はクロスする運動連鎖を形成しています。そのため大殿筋が重要なポイントとなります。

運動連鎖や胸腰筋膜が腰痛を起こすメカニズムなど
胸腰筋膜性腰痛のページで詳しく解説しています。

多裂筋による腰痛の治療

多裂筋性腰痛への鍼治療の様子多裂筋が痛みを発している大元であった場合、患部の多裂筋の他、わき腹の腹横筋、太もも裏面の大腿二頭筋が重要なポイントです。それは多裂筋と大腿二頭筋が骨盤の靭帯を介して拮抗し、運動連鎖を形成しているためです。


また、わき腹の腹横筋は多裂筋と協調する性質があり、こちらも重要な施術ポイントになります。

多裂筋と大腿二頭筋の運動連鎖、多裂筋と腹横筋が協調する理由、多裂筋性腰痛の詳細は
腰の中心の痛みで解説しています。
いくつかの腰痛改善の鍼灸治療の実例を紹介しましたが、一口に腰痛と言っても原因は様々です。治すためには原因に合わせた治療法が必要です。
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