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腰痛を治すために必要なこと

鍼灸いちご治療院 TEL.03-5876-8989

〒133-0051 東京都江戸川区北小岩6-35-19


見えない腰痛の原因は3+1

腰痛の原因

腰痛の原因を検査する機器類自分の腰の状態が分からず、いくつもの病院や治療院を転々としているのではありませんか?

症状を改善させるためには、まず問題を起こしている原因を突きとめる必要があります。


今、あなたがご覧になっている【腰痛の原因】のページは、あなたのために御用意している情報の一部にすぎません。このサイトは【腰痛の専門情報】として、腰の問題に関する情報を網羅しています。

サイト内を巡回してみてください。あなたの腰の問題を解決する手掛かりが必ず見つかるはずです。

このページは下記の項目で構成されています。
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見える腰痛と見えない腰痛の違い

MRI画像診断装置腰の痛みにはX線、CT、MRIなどの画像診断装置で原因を捉えることが出来る【見える腰痛】

それらの検査機器を用いても問題となっている部位を特定できない
【見えない腰痛】が存在します。


見える腰痛を医療の世界では
【特異的腰痛】と分類し、見えない腰痛を【非特異的腰痛】と分類します。

問題はこの比率です。高度画像診断装置や血液検査などの検査をして、腰の痛みの問題点を特定できる
特異的腰痛は、僅か15%に過ぎないという現実が存在します。

残りの85%以上は、病院の画像検査などでは問題点を特定できない
非特異的腰痛が占めています。つまり、殆どの腰の痛みは病院で原因を特定できないのです。

なぜ病院では問題点を明確にできないのか?

画像検査で問題部位を発見できないのは、腰の痛みを引き起こしているのが体を構成している要素の機能不全であるためです。
MRIの画像
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症などは、構成要素に器質的変性が起きています。そのためX線、CT、MRIなどの画像診断で、問題が起きている部位を視覚的に確認できます。


しかし、それらは全腰痛に占める15%に過ぎず、ほとんどの場合には機能的な問題によって腰の痛みが起きています。

ではどうすれば、見えない腰の痛みの原因を発見できるのか?それを可能にするのが十分な問診時間と徒手検査になります。

ところが病院では患者さん1人に十分な時間を割くことが出来ない経営上の問題があり、それができないのです。

つまり、あなたの腰の問題点が今まで不明であったのは、問題点を視覚的に捉えることが出来ない非特異的腰痛であるからかもしれません。

腰の痛みの3大要素

非特異的腰痛の3大原因の比率グラフ腰を構成する要素の中で機能的な問題が起きやすいのは、椎間関節、椎間板、仙腸関節の3つの要素になります。

その比率は一般的に椎間関節40%、椎間板40%、仙腸関節10%であるとされています。


日々、多くの方の腰痛を治療していますが、現場の実感としても、この比率は大きく間違っていないと感じます。

我々の体には、痛みを感じとる侵害受容器と呼ばれるセンサーが存在します。椎間関節、仙腸関節などにはこのセンサーが、身体の他の部位よりも密度高く配置されています。そのために痛みが起きやすい部位なのです。

そしてこれらの3大要因は、もう一つの要素である筋肉の影響下にあり、日常生活での姿勢や筋力不足、体の使い方の癖、仕事での負荷などによって痛みが増幅されてしまいます。

筋力不足と不均衡

筋力不足や偏った体の使い方は、筋肉の不均衡を招きます。
腰椎前弯姿勢とフラットバック姿勢の比較
そして、結果として腰椎前弯姿勢やフラットバック姿勢などの不良姿勢をきたし、椎間関節、椎間板、仙腸関節といった要素に過剰な負担をかけてしまいます。
2つの姿勢の違いは、筋力バランスの崩れが正反対であることに起因します。

筋肉バランスの偏りに個々人で差があるため、それが姿勢の違いとなって現れます。そして姿勢の違いが、3大要因に対する負荷のかかり方の違いとなり、発症の差になります。
筋肉は、椎間関節、椎間板、仙腸関節の3大要因の痛みとは別に、それ自体が痛みを引き起こします。また、3大要因を刺激してしまう大元の原因も筋肉の不均衡によるものです。
腰の痛みの発症のきっかけは様々です。1つだけの原因で発症している訳ではなく、問題が複雑に絡み合っている事がほとんどです。

腰痛の原因3+1

一口に腰痛と言ってもいくつもの原因が考えられ、あなたの腰の痛みと、知人の○○さんの腰の痛みの原因が同じであるとは限りません。というよりも、原因が異なっていることの方が多いかもしれません。

しかし、原因が突きとめにくい、見えない腰痛の85%を占める非特異的腰痛では、椎間関節、仙腸関節、椎間板、そして筋肉の3+1の構成要素が、腰の痛みの原因になりやすい傾向があります。

原因がはっきりしない腰痛は、これら3つの要素の問題を、筋肉などの軟部組織が修飾していることが殆どです。身体の構成要素が機能不全を起こすバイオメカニクス上の理由を解説します。

3大原因は腰のどこにあるのか?

腰全体の骨格像腰痛を起こす疾患として椎間板ヘルニアはメジャーな疾患であるため、椎間板については多くの方がご存知かと思います。

では、その他の要因、椎間関節や仙腸関節は如何でしょうか?


長期間の渡って腰痛に苦しんできた方には、椎間関節や仙腸関節の名称もかつて知ったると言ったところでしょうが、一般的にはこれらの構成要素は馴染みがないかもしれません。

腰痛の3大原因となる構成要素についてサラッと解説します。

椎間板 (ついかんばん)

椎間板の解剖図椎間板は背骨と背骨の間に存在するクッションで、バームクーヘン状の線維輪と中心部の髄核で構成されています。

線維輪は10〜12の多層構造で、体内のバームクーヘンと言って差し支えない形状です。

中心部の髄核はゲル状で、おむつの中に入っている高分子ポリマー同様に、高い含水率を持っています。

椎間板には本来的には動脈が走行していないため、比較的若年から組織の劣化が起こりやすい特徴があります。

椎間関節 (ついかんかんせつ)

椎間関節解剖図椎間関節は背骨の後方に存在し、上体にかかる負荷の一部を支え、可動域を調節する役割を担っています。

背骨の左右にあり、1つ1椎骨の上下を関節しています。合計で平均48個あります。


背骨は通常、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個で構成されていますが、稀に腰椎や頚椎が1つ多い人も存在します。

関節には、関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋状の組織に包まれ、関節包の中には潤滑油の役割をする滑液(かつえき)が入っています。

仙腸関節 (せんちょうかんせつ)

仙腸関節解剖図仙腸関節は、骨盤両翼の腸骨と、背骨を受け止めている仙骨で構成される関節です。

歩行や体幹部の前後屈などの際にわずかに動く関節で、角度にして2度程度の可動性を持つといわれています。


関節面の形状に個人差が大きく、仙腸関節がウィークポイントになっている人は、年に何度もぎっくり腰を起こすことがあります。

また、女性はホルモンの影響で関節が緩みやすい要素を持っているため、仙腸関節が原因の腰痛を起こしやすい特徴があります。
腰痛の素地となりやすい3大構成要素の構造と特徴を、ごく簡単に解説しました。あなたの腰の痛みは、これらの要素のうち1つが問題になっているのかもしれませんし、複数の要因が絡み合っているのかもしれません。

3つの要素が痛む理由

侵害受容器模式図体のどんな部位であっても、痛みが起きるのには理由があります。その1つに侵害受容器というセンサーの働きがあります。

神経末梢にあるセンサーが、身体にとって好ましくない侵害的な刺激を受けると反応することから侵害受容器と呼ばれます。

仙腸関節と椎間関節には、この侵害受容器が発達しているため、痛みに敏感に反応します。ところが椎間板は、本来的には痛みに鈍感な組織です。

痛みに対する感受性を順番に並べたのが下記のリストです。わずかな刺激にも痛みを感じる組織ほど、侵害刺激に対する数値は低くなります。

痛みに対する敏感度の順番

  •   1 脊骨の傍らの筋肉(多裂筋)
  •   3 椎間関節
  •  35 仙腸関節
  • 120 椎間板
ご覧頂いたように、椎間板は椎間関節や仙腸関節に比べ、痛みに鈍感なのが数値からもご理解頂けたでしょうか。

その理由は、椎間板には『元々』神経も動脈も存在していないためです。
では、なぜ椎間板も腰痛の3大原因の1つになるのでしょうか?

椎間板が痛む理由

椎間板は線維輪と髄核で構成されていることは既述しましが、このうち髄核の加齢による劣化が重要になります。

髄核の構成成分であるプレテオグリカンと呼ばれる物質は、ヒアルロン酸とコンドロイチンから構成されています。これらの物質は高い含水率をもつ特徴があり、軟骨で作り出されます。

含水率が低下した椎間板
ところが、加齢によって軟骨の細胞が減少するため、プレテオグリカンも減少します。

結果的に髄核は弾力性を失い、椎間板はつぶれて、外力に対する抵抗性が低下します。


椎間板線維輪解剖図
このような状態になると、椎間板の外側を構成する線維輪には、外力に対する負担が増加することになります。

椎間板線維輪はとても強固な構造ですが、加齢による変性と日々の外力によって損傷します。


損傷した組織は修復されるわけですが、この修復の過程が問題になります。健康な椎間板には血管も神経も存在しませんが、修復中に血管と神経が椎間板の中に入り込んでしまいます。

このことによって、本来痛みに鈍感なはずの椎間板が痛みを感じるようになってしまいます。

椎間関節が痛む理由

腹腔内圧の模式図腰には、体重の約60%を占める上半身の荷重がかかっています。

このうち約50%は体幹部を包む筋肉による腹腔内圧が支え、30%を椎間板が、20%を椎間関節が受け止めています。

ここでも加齢の影響は避けられません。先ほど解説した、椎間板の外力に対する抵抗性が低下すると、当然のように上半身を支える力も低下します。

さらに、加齢によって筋肉量が減少すれば、体幹部を支える腹腔内圧も低下します。
椎間関節に痛みが起きている様子
結果として、腹腔内圧と椎間板による支持力の低下分を、椎間関節が補うことになり、過剰な負担に耐え切れなくなったとき、椎間関節は痛みを起こすようになります。

仙腸関節が痛む理由

仙腸関節に痛みが起きている様子仙腸関節は人体の中でも特殊な関節に分類されます。

角度にして2°程度のわずかな可動性を持ちますが、体重の支持と、下肢からの衝撃を緩衝する役割に特化した関節です。


固有受容器と呼ばれる、位置覚などに対するセンサーを1つしか持ちません。反対に痛みを感じとる侵害受容器と呼ばれるセンサーは28個も存在し、痛みに対してとても敏感に反応します。
仙骨のうなずき運動図
歩行や、体を前・後屈させるときに可動します。

腰を反らす姿勢では、左図のような動きをします。

仙骨は前方に回旋し、骨盤両翼の腸骨は後方に回旋します。

この状態はネジを締め上げた状態に相当し、仙腸関節が最も安定している状態です。


この反対の動きをした時に仙腸関節は不安定になり、関節面の形状の個人差も反映され、痛みが起きることになります。
椎間板、椎間関節、仙腸関節の3大原因が痛みを発するようになるのは、多くの場合には加齢による組織の支持力低下が根底にあります。

その腰痛をさらに修飾し拡大しているのが、筋肉であり姿勢の崩れです。次の項目で、筋肉について解説します。

+1の影響 / 筋肉の痛み

腰の筋肉解剖図腰痛の原因を考えるとき、筋肉の問題は切り離せません。

腰の筋肉は、それ自体が痛みを起こしている面と、先ほどまでに解説した椎間板、椎間関節、仙腸関節の3大原因の痛みを誘発している側面があります。



筋肉は痛みにとても敏感な組織です。先ほどの痛みに対する敏感度の差のリストを再度ご覧ください。

RE:痛みに対する敏感度の差

  •   1 脊骨の傍らの筋肉(多裂筋)
  •   3 椎間関節
  •  35 仙腸関節
  • 120 椎間板
椎間関節や仙腸関節は、侵害受容器と呼ばれるセンサーが発達しているため、とても痛みに敏感であることは既述しましたが、筋肉はそれらを上回る痛みに対する敏感さを持っています。

腰に痛みをもたらす疾患によっては、原因部位が発する痛みよりも、その周囲の筋肉が発する痛みの方が、遥かに大きくなってしまうこともあります。それは筋肉が【関節静的反射】と呼ばれる現象を起こしてしまうためです。

関節や関節周囲の付随組織が炎症などの機能不全を起こすと、脊髄神経後枝と呼ばれる末梢神経を刺激し、同じ神経支配を受けている筋肉に過緊張を起こしてしまいます。

過緊張が継続している筋肉は循環不全が起きます。筋肉は循環不全による虚血状態では、痛みが起きやすくなる性質を持っています。

そのため、椎間板、椎間関節、仙腸関節といった3大要因に問題が起こると、それらが発する痛みを修飾しさらに痛みを増幅させてしまいます。

ここで問題を複雑にするのが、腰痛の原因となりやすい3つの要因が問題を起こすのは、筋肉が基礎的な要因になっている側面があるためです。

つまり、
『筋肉はそれ自体が痛みを起こす火元でもあり、3大要因である椎間板、椎間関節、仙腸関節が問題を起こす大元の原因でもある。』ということです。

この問題については、次項の【鶏が先か、卵が先か / 腰の生体力学】の項目で解説します。

鶏が先か、卵が先か / 腰の生体力学

前項までに腰痛の3大原因+1について、その概略を解説しました。

椎間板、椎間関節、仙腸関節の3要因と筋肉の関係は、鶏と卵の関係によく似ています。

筋肉が過緊張や機能低下などを起こしたことによって、3要因に過剰な負担が起こり腰痛を発症する側面もあれば、3要因の問題が筋肉の機能不全を引き起こすという相反する面もあります。

この項目では、それらの要因が単独で問題を起こすわけではなく、有機的な関連性があるが故に痛みが起きる理由を、生体力学の視点で解説します。

鶏と卵の関係 / 3要素と筋肉

腰の生体力学イメージ図腰では椎間板、椎間関節、仙腸関節が問題を起こしやすい要因であることは、ここまでに既述したとおりです。

それらに機能不全が生じるのは生体力学的な理由があります。



ここで生体力学上のアライメントと、筋肉の関係が問題になります。アライメントとは、立位での重力線に対する、肩、腰、膝などのランドマークとなる部位の位置的な相関性を示す指標です。

身体のアライメントが崩れるのは、筋肉に部分的な過緊張や機能不全が起きるためで、そのような状態の継続は腰椎前弯姿勢、フラットバック姿勢といった不良姿勢を招きます。

不良姿勢であっても、痛みや内臓機能の低下など機能不全が起きなければ良いのですが、多くの場合には加齢に伴い、様々な不都合な現象に悩まされることになります。
腰椎前弯姿勢とフラットバック姿勢に比較
腰痛を起こしやすい不良姿勢の代表に、
腰椎前弯姿勢フラットバック姿勢が挙げられます。

この2つの不良姿勢は、筋肉の不均衡が全く正反対の形で起きています。
2つの姿勢を比較してみます。

腰椎前弯姿勢で起きている現象

  • @多裂筋、脊柱起立筋など背筋群の短縮
  • Aインナーマッスルの大腰筋短縮
  • B大腿前面の筋肉短縮
  • C腹部の筋肉群の機能低下
  • D大腿裏面の筋肉群の機能低下

フラットバック姿勢で起きている現象

  • @大腿裏面の筋肉群短縮
  • A腹筋群短縮
  • B多裂筋、脊柱起立筋などの背筋群の機能低下
  • Cインナーマッスルの大腰筋の機能低下
  • D大腿前面の筋群の機能低下
  • E頚部の筋肉群の短縮
腰椎前弯姿勢フラットバック姿勢では、全く正反対の現象が起きていることがご理解頂けたでしょうか?

この結果がもたらすのは、3要因に対する負担の掛り方の違いとなって現れます。具体的には、腰椎前弯姿勢では椎間関節に過剰な負荷が掛り、フラットバック姿勢では椎間板に過剰な負荷が掛るということになります。

※仙腸関節は特殊な要素を持っている関節であるため、後述します。

このように筋肉の不均衡が、椎間板や椎間関節といった腰痛の原因となる要素に過剰な負担を強いてしまう現象の他、【関節静的反射】で既述したように、3要因の問題が筋肉に波及してしまうという現象も起きてしまいます。

つまり、椎間板、椎間関節、仙腸関節といった3大原因と+1の要素である筋肉は、それぞれが相互に影響しあっているため、どちらが先であるとは言いかねる側面があります。まさに、鶏と卵の関係です。
ここから先の項目は、姿勢の問題が椎間板、椎間関節、仙腸関節に与える影響を具体的に解説します。予防や改善にもつながる内容ですので、一読されることをお勧めします。

フラットバック姿勢による椎間板への影響

フラットバック姿勢とは腰椎の湾曲が浅くなり、いわゆる【平背】という状態になっているものを指します。
椎間板が損傷する生体力学
フラットバック姿勢では腰椎を後方へ引っ張る力が働きます。

このとき椎間関節も後ろへ引っ張られるのですが、関節包という強い膜に包まれているため、椎間関節はわずかしか動きません。


その力は、椎間関節を梃子の支点として、椎間板を押しつぶす力として働きます。フラットバック姿勢が常態化すると、椎間板には常に過剰な負荷が掛ってしまいます。

そして、相当年数経過後には椎間板は支持力を失い、痛みを起こすようになります。

腰椎前弯姿勢による椎間関節への影響

椎間関節への負荷腰椎前弯姿勢ではフラットバック姿勢とは反対に、腰椎を前方へ押し出そうとする力が働らきます。

椎間関節には後方からの圧力と上下からの圧縮力が掛るため、過剰な摩擦力にさらされます。


またそれだけではなく、下部腰椎には落下しようとする力が加わってしまいます。第5腰椎では平均30〜35°の角度がついているのですが、弯曲が強まれば当然その角度も大きくなります。

結果として、関節包と呼ばれる支持機構にも負担が増すことになり、痛みが起きるようになります。

仙腸関節の生体力学

仙骨うなずき運動の図仙腸関節は特殊な関節です。僅かな可動性を持ちますが、体重支持と衝撃吸収に特化した関節です。

運動方向は仙骨のうなずき運動に伴う腸骨の後方回旋と、仙骨の起き上がり運動に伴う腸骨の前方回旋です。

左の図は仙骨のうなずき運動の模式図です。この運動方向が、仙腸関節を最も安定させる状態になります。

具体的には腰を反らせた状態に相当します。ここで痛し痒しなのが、腰椎を前弯させると椎間関節には負担を強いることになることです。
仙骨起き上がり運動の図
次の図は、腰椎の湾曲が浅くなると生じる、仙骨の起き上がり運動の模式図です。

この状態は、仙腸関節が最も不安定になる状態に相当します。

日常の中でこの状態になるのは、中腰で床から物を持ち上げる動作がこれにあたります。

この姿勢が最もぎっくり腰を誘発しやすい姿勢です。

中腰で物を持ち上げている様子腰を落として物を持ち上げている様子
腰痛関連情報で右の写真のように、しっかり腰を落としてから物を持ち上げることを推奨しているのはこのためです。

左の写真のように、中腰姿勢で物を持ち上げる動作でぎっくり腰が起きやすいのは、仙腸関節が最も不安定な状態で負荷をかけてしまうためです。

なお、仙腸関節の関節面の形状は個人差が大きいため、リスクの高い動き方をしても全くぎっくり腰を起こさない人と、僅かなことでも頻繁にぎっくり腰を起こす人の違いとなって現れます。

運動連鎖による腰への影響

下肢の運動連鎖不良姿勢は腰痛につながりやすい素地の1つですが、腰椎前弯姿勢やフラットバック姿勢は腰周辺の筋肉だけの問題ではない側面があります。

歩き方が腰の湾曲に影響する運動連鎖というものがあります。

日常的に内股歩き気味な人は、すねの骨や太腿の骨も内側に回旋するため、骨盤は前方に回旋します。その影響で腰椎前弯姿勢を助長することになります。



反対に足を外側に開く癖がある人は、すねの骨と太腿の骨も外側に回旋しますから、結果的に骨盤は後方に回旋します。骨盤が後方回旋すると、腰椎の弯曲が浅くなりフラットバック姿勢になりやすくなります。

つまり、椎間板に負担が掛っている人は、足先を閉じ歩き方を心がけると椎間板への負担が軽くなります。反対に腰の弯曲が強く、椎間関節に負担が掛っている人は、足先を開く歩き方を心がけると椎間関節への負担が軽くなります。
腰痛の発症には、筋肉や腰椎の構成要素の問題だけでなく、生体力学上の運動連鎖が影響していることもあります。これらのことを考慮した生活を心がけると、腰への負担を軽減することにつながります。

関連情報のご案内

このページでは、腰痛の原因となりやすい椎間板、椎間関節、仙腸関節、筋肉の3+1の要素について、痛みが起きるメカニズムについて解説しました。
ここから先で紹介するページは、それぞれの要素をさらに詳しく解説しているページです。

今ご覧になっているページの他、紹介する4つのページをご自分の中に消化吸収されたなら、あなたの腰に関する知識は治療者のそれに匹敵しているはずです。併せて一読されることをお勧めします。

椎間板損傷する理由

椎間板線維輪の解剖図椎間板の構造的破綻が起きるのは、明確な理由があります。

椎間板の解剖学的な構造、機能的な特徴、痛みが起こる理由をバイオメカニクスの視点で解説しています。

椎間板損傷する理由

腰椎の生体力学

腰椎解剖図腰痛は、腰椎の構造や機能的な特徴ゆえに発症しています。
解剖・生理学的な問題点を生体力学の視点で解説しています。

椎間板破綻が起こるのは、腰椎の構造的な問題が根底にあります。

腰椎の生体力学

見えない腰痛の引き金

仙腸関節解剖図X線、MRIなどの画像検査でも腰痛の原因が分からなかった場合には、仙腸関節の機能不全が起きているかもしれません。

仙腸関節の構造や機能的特徴、腰痛に至る理由などを解説しています。

見えない腰痛の引き金

筋筋膜性腰痛

腰の筋肉の解剖図筋肉の機能不全は腰痛の大きなファクターとなります。殆どの腰痛には何らかの形で筋肉が関わっています。

腰の筋肉それぞれの詳細な解説と、神経系を交えた生理学的な痛みが起きる理由などについて分かりやすく解説しています。

筋筋膜性腰痛

腰痛の原因 / まとめ

腰痛を改善させる治療法を選択するためには、その腰痛原因に合わせた治療法を選択する必要があります。このページの情報があなたのお役立てたようでしたら幸いです。
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