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腰痛を治すために必要なこと

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椎間関節性腰痛を治す5つのポイント




椎間関節性腰痛

椎間関節解剖図
このページでは、椎間関節性腰痛の症状、構造、原因、治療について詳しく解説しています。

あなたの腰痛が前屈よりも、後ろに体を反る後屈でより痛むようでしたらこの疾患の可能性があります。


このページは以下の項目で構成されています。

私のホームページの情報があなたの腰痛対策の一助になれたら幸いです。


 背もたれに寄り掛かれば痛まない特徴的な症状


椎間関節性腰痛には以下のような症状がみられます。いくつか当てはまるようでしたら、この疾患の可能性があります。

具体的な症状の例

  • 体を後屈させると痛みが増す。
  • 深くまで前屈させると痛む。
  • 痛みの性質は鋭い痛みである。
  • 日常的に体をひねる動作が多い。
  • 体を背もたれなどに預けると痛みが緩和する。
  • 立ち座りの動作では症状は現れない。
  • 中年以上の年齢である。(65歳以上に最も好発します)


症状が発現するエリア


椎間関節性腰痛の疼痛領域
背骨のポコポコとしている体表から触れられる部分を棘突起(きょくとっき)と呼びます。

椎間関節性腰痛では、この突起部分の外方25〜30ミリほどの部分に痛みが現れます。

自分自身でもそれがハッキリしない場合、左図の赤丸の部分を人に押してもらうと鋭い痛みが出現します。

椎間関節の問題が起こると多くの場合に、背骨に近い中央付近にも痛みが現れます。また、まれに臀部や太もも裏面の黄緑色のエリアにも関連痛が現れることがあります。


この疾患での症状には以上のような特徴があります。ここまでの症状が当てはまらない場合、別の疾患の可能性があります

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構造的な理由と日常生活上の問題


腰は筋肉が背骨を倒れないように支え、荷重負荷を腰椎が受け止めています。
腰椎にかかる負荷のうち椎体と椎間板が約80%、椎間関節が約20%を受け止めています。

椎間関節解剖図椎間関節拡大解剖図

椎間関節には痛みを感知する侵害受容器と呼ばれるセンサーが発達しています。侵害受容器は、関節周囲の組織のおよそ10倍存在します。このことが痛みを起こしやすい原因の1つです。

そして、関節包(かんせつほう)という線維組織に包まれ、その関節包には多裂筋(たれつきん)という筋肉が付着しています。関節包は、背骨が過度に前後に倒れたり過度な回旋を防ぐ働きをしています。

運動不足で体が硬く(可動範囲が狭く)なっている人が、急激に可動範囲いっぱいのところまで動かすような事をすると、関節包に過度なストレスがかかりこの腰痛を発症することがあります。



多裂筋との関係

椎間関節の関節包には多裂筋(たれつきん)という筋肉が付着しているため、腰の痛みと深く関わります。

多裂筋が正常に作動している時には、関節に動きが生じる際に関節包を引っ張り、骨と骨の間に挟まれないように機能しています。

多裂筋解剖図
多裂筋が機能不全にあると関節包に張力が働かず、関節包が関節内に入り込み骨と骨に挟まれてしまいます。

多裂筋は一つ一つの筋肉の束が小さく短い特徴があり、神経からは分節性支配(ぶんせつせいしはい)と言って狭いエリアでの影響にとどまります。この理由から、萎縮や活動性の低下など機能不全が起きやすい筋肉です。

また、多裂筋はコアマッスルとして背骨の一つ一つを固定する役割りに特化した筋肉です。


多裂筋は腹横筋(ふくおうきん)という筋肉と協調し、人が行動が行動を起こす前に収縮し、背骨を固定し次の動きに備えています。腕を動かす0.03秒前、脚を動かす0.11秒前には収縮しています。

そのため、多裂筋が機能不全を起こすと背骨は不安定となり、これが椎間関節性腰痛の根本的な原因となります。

多裂筋については多裂筋性腰痛というページを設け、詳しく解説しています。参照してみてください。



神経支配の問題

腰部の神経解剖図
椎間関節は脊髄神経後枝・内側枝という神経からの支配を受けています。

このことが前項に挙げた多裂筋とも関わり、臀部などに関連痛をもたらす事があります。


多裂筋も椎間関節と同じく脊髄神経後枝に支配されています。同一神経の影響下にあるため、関節に過度な負荷が掛かりストレスで炎症反応を起こすと、脊髄反射で多裂筋(たれつきん)に筋スパズムという現象を起こします。

筋スパズムとは緊張した筋肉が自力では緩めにくくなった状態です。過緊張を起こした筋肉は痛みを起こします。

また、臀部なども脊髄神経後枝・皮枝と呼ばれる神経の影響下にあるため、椎間関節が問題を起こすと関連痛という現象を起こします。



肥満や日常生活上の問題

腰椎前弯の図式
椎間関節性腰痛は背骨を後ろに反らせていくと痛みが増す特徴があります。

肥満傾向の人は椎間関節性腰痛の潜在的なリスクが高くなります。お腹が前にせり出すほど、重心も前方に移動するためです。

そのため、バランスをとるために左図のような状態となります。

具体的には、@背筋群・A腸腰筋・B太腿の筋群、これらの筋肉が短縮します。



その結果、C骨盤が前傾しD腰椎の前弯が増強され、腰椎後方の椎間関節へ常時ストレスが掛かり続ける事になります。

この様な状態は肥満傾向の人だけでなく、ヒールが高めの靴を好んで履く人にも同様の傾向がみられます。


いわゆる反り腰の人は多裂筋の緊張度が高く、構造的に腰椎の前弯が強いタイプの腰の形状となっています。そのような場合、肥満やヒールが高めの靴の常用などでも椎間関節に過剰な負荷が掛ります。

椎間関節性腰痛を治していくためには、日常生活上の問題を見直すことも必要です。

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脊柱管狭窄症との関係


椎間関節は、脊柱管狭窄症につながる構造的な要素も持っています。

椎間関節と靭帯の関係人体最強の靭帯に黄色靭帯(おうしょくじんたい)と呼ばれる靭帯があります。

この靭帯は脊髄を通す
脊柱管の後壁にあり、背骨を内側から支えています。

黄色靭帯は、椎間関節を包んでいる関節包(かんせつほう)の前壁の一部を形成しています。


脊柱管狭窄症は黄色靭帯や後縦靭帯(こうじゅうじんたい)が変性・肥厚する事が原因の1つとなり、脊髄を通す脊柱管が狭くなった状態です。

背骨を支える靭帯や多裂筋などのコアマッスルの機能不全があると、脊椎は不安定な状態になります。その結果、関節を包む関節包やそこに付着する黄色靭帯に過剰な負荷が掛かり、黄色靭帯は線維軟骨化という現象を起こしてしまいます。

これは、不安定な背骨を安定させるための人体の防衛反応なのですが、黄色靭帯の変性が進行してしまうと脊柱管狭窄症という病態になり、しびれ、麻痺、激しい痛みを引き起こします。

多裂筋や腹横筋などのコアマッスルの機能不全があると発症しやすくなります。さらに、その脊椎の不安定性を基礎として脊柱管狭窄症に問題を深刻化させかねない要素をはらんでいます。


脊柱管狭窄症については脊柱管狭窄症のページで詳しく解説しています。
参考にしてみてください。

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治療 / 治すための5つのポイント


椎間関節性腰痛の治療では、背骨の前弯を緩くし椎間関節にかかっている過剰な負荷を軽減する必要があります。

治すための治療では、5つのポイントに視点を向ける必要があります。


症状を改善するために必要な治療ポイント

  • 背部の脊柱起立筋を緩める。
  • 腸腰筋を緩める。
  • 大腿直筋、縫工筋(ほうこうきん)を緩める。
  • 多裂筋の機能不全を解消する。
  • 背骨の前弯を弱め、骨盤を後傾させる筋群のトレーニングを実践する。


実際の治療


腸骨筋への3寸鍼治療
脊柱起立筋は筋内圧の高まりを逃がす必要があるため、多数の鍼を使用します。

そして、多裂筋は機能不全で収縮も弛緩も十分できない状態にありますから、こちらにもしっかり効かせていきます。

腸腰筋は腰の深部にある大腰筋と骨盤裏面の腸骨筋を合わせた呼称です。
最深部にあるインナーマッスルであるため、こちらには若干長めの鍼を使用します。

大腿前面への3寸鍼治療
ふとももの大腿前面の筋群にも視点を向けます。

腰部の治療のまま同一姿勢で治療するため、側方からキチンと届かせます。

今までに針治療を受けた経験がないようでしたら、
腰痛の鍼灸のページをご覧ください。針治療のメリットやデメリットを解説しています。


このような治療を継続的に行うことで、体をニュートラルな状態に戻します。
そして、根本的に治すための筋肉トレーニング、筋肉の再教育が必要です。

腰痛を改善させるためのエクササイズとして、マッケンジー体操やウィリアムス体操というものがあります。

これらがあなたの腰痛にピッタリ適合すれば幸運ですが、全ての腰痛にオールマイティーに通用する画一的なエクササイズは存在しません。


腰痛発症の原因には体型や生活習慣など個人差があり、筋肉トレーニングなども個人差を考慮したオーダーメイド性が必要であると私は考えています。

腰痛ストレッチのページでセルフケアのエクササイズの注意点や、腰痛に対する12のストレッチ法を解説しています。参考にしてみてください。




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