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腰痛を治すために必要なこと

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  • 腰の深い部分の痛み【大腰筋性腰痛】
インナーマッスルによる腰痛




大腰筋性腰痛

大腰筋解剖図
あなたの腰痛は、長時間座ったあと立ち上がると痛むタイプの腰痛ではありませんか?

腰の深い部分の痛みではありませんか?



もしかしたら、あなたの腰痛はインナーマッスルが原因で腰に痛みが起きているのかもしれません。


以下の項目で、大腰筋性腰痛の症状、原因、治療について説明しています。


このページの情報があなたの腰痛対策の一助になれたら幸いです。


 自分でも部位が分かりにくい症状


あなたに、もし以下のような症状があるようでしたら大腰筋性腰痛かもしれません。下記の症状が当てはまらない場合には、あなたの腰痛は別の疾患である可能性があります。

よく見られる症状


  • 長時間座った姿勢から立ち上がるとしばらく腰が痛む。特にソファなど腰が深く沈む椅子でそれが顕著に現れる。
  • 背中を伸ばすのがつらい。前屈は楽にできるが、後屈がつらい。
  • 仰向けに寝ていると、寝具と腰の間に手を入れたりタオルを入れると楽。
  • 仰向け寝よりも横向きに寝たくなる。
  • 痛みの質は鈍痛で深い部分のような感覚。
  • 痛む部分を自分自身でもピンポイントで指し示す事が難しい。
  • くしゃみをすると、腰の深部にひびく。

以上のような症状に加え、場合により坐骨神経痛のような症状がでることがあります。



症状が起きるエリア

大腰筋の解剖図
椎間板ヘルニアの坐骨神経痛症状との違いですが、椎間板ヘルニアのような神経根性の疾患では、問題が生じた神経の領域に限局性の痛みやしびれが現れます。



椎間板ヘルニアでは腰椎5番神経根が障害され易く、下左図の様になります。



大腰筋が原因となっている脚の症状は、下右図の様に患者さんは大腿前面の広いエリアに症状を訴えます。

椎間板ヘルニアによる下肢症状大腰筋性腰痛の下肢症状

椎間板ヘルニアと大腰筋性腰痛で脚の症状の出方が異なるのは構造上の違いによるものです。
椎間板ヘルニアのページで症状の違いを確認してみてください。


大腰筋が原因で起こった脚の症状は、しびれや感覚が鈍くなるという症状となります。痛みを伴わないのが普通ですが、硬くなった大腰筋による長期間の摩擦で、神経炎という状態になると痛みを伴うこともあります。

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構造上の原因と日常生活の問題


この腰痛は硬くなった大腰筋が背骨を過度にお腹側に引っ張ることで、筋肉が背骨に付着している部分にストレスがかかる事による痛みです。

また、筋肉は硬くなると、筋肉中のC線維と呼ばれる末梢神経を刺激しますので、こちらの痛みも加わることになります。そして下肢症状は、硬くなった大腰筋が腰神経叢を締め付けることによるものです。

腰神経叢との関係

腰神経叢(ようしんけいそう)と呼ばれる神経の束は腰の奥深くにあり、ここから分かれた神経は脚に広く分布し感覚や運動を担当しています。

大腰筋と腰神経叢との関係
この腰神経叢は大腰筋と重なるように同じ部位に存在しています。

そして、それぞれの神経線維は大腰筋の筋束の間を縫うようにして出てきます。



そのために大腰筋が硬くなると腰神経叢を締め付け、脚に痺れや感覚障害を起こすことがあります。この筋肉が硬くなった状態が長期化すると、硬くなった大腰筋が腰神経叢を摩擦し神経炎になり、まれに脚に痛みを伴うことがあります。

大腰筋は腰の前方を広くカバーしているので、第1腰神経〜第4腰神経の範囲で腰神経叢が障害されるため、主に大腿前面に症状が出現します。

ここが椎間板ヘルニアとの違いで、椎間板ヘルニアではL4神経根、L5神経根、S1神経根と呼ばれる部位が単独で障害されることが多く、痛みは激しいですが痛む範囲が限定されています。

※稀に2か所以上が同時に障害されるダブルクラッシュという状態があります



日常生活に潜む原因

筋肉は縮んだ状態を長く維持すると、縮んだままになってしまい自力で元に戻れなくなります。このページで問題としている大腰筋も例外ではありません。

デスクワークしている女性
大腰筋は腰の腰椎と太腿の大腿骨に付着しています。そのため、日常の中で最も大腰筋を縮ませる姿勢は座った姿勢になります。

長時間のデスクワークや車の運転は潜在的にこの腰痛のリスクをはらんでいることになります。


日常的に大腰筋を短縮させている方が、冷飲食で内臓を冷やしてしまう事で腰痛を発症してしまうことが少なくありません。

冷たい飲み物の画像
大腰筋は内臓の後ろ側に位置しているため、内臓を冷やしてしまうと大腰筋を冷やす事になります。

筋肉は温めると緩んで柔らかくなりますが、冷やすと硬まる性質があります。



長時間のデスクワークや車の運転、冷飲食の他にもリスク要因があります。
これは女性にありがちな要因ですが、ヒールが高めの靴をよく使用する方は上記2点のリスクに、さらにリスクの上乗せをする事になります。

骨盤前傾と腰椎前弯
その理由は、左図のような運動連鎖に起因します。

ヒールの高い靴を履くと太腿やふくらはぎの筋肉収縮します。

@脚の筋肉に引っ張られた骨盤は前方へ傾きます。

A骨盤の前傾に伴い腰椎の湾曲が強くなり、いわゆる反り腰という状態になります。

B結果、大腰筋は短縮します。




あなたの腰の痛みが症状例に当てはまるようでしたら、長時間のの座位は避け時々立ち上がって背中を伸ばす。冷飲食は極力控え、できるだけ温かいものを摂るようにする。靴を選ぶときは、ややヒールが低めの靴を選ぶ。

このような事を心にとめておくと腰痛対策になります。


腰痛と椅子というページで、座位と腰痛の関係、望ましい座り方の解説をしています。参考にしてみてください。

※腰の湾曲が浅い、いわゆる平背の方はややヒールのある靴を選択した方が腰のためには良いです。腰痛対策はタイプにより全く反対の対策が必要になる事が少なくありません。

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治すための3つの治療ポイント


大腰筋性腰痛を改善するための手法には、関節モビリゼーションやマッスルエナジーテクニックと呼ばれる治療法があります。

時には私もそれらのテクニックを補足的に使うことがありますが、正直なところ鍼ほどの効果を得られないというのが実感です。

この項目では、大腰筋性腰痛への鍼でのアプローチ法を記述しています。


治療に必要な視点

大腰筋の機能不全を改善させるためには、大腰筋そのものへのアプローチはもちろんですが、他にも運動連鎖を考慮する必要があり、合わせて3つのポイントがあります。

3つの治療ポイント

  • 大腰筋を緩め機能を正常化する。
  • 骨盤の前傾を後ろへ引き戻す。
  • 強すぎる背骨の前方への湾曲を弱め、ゆとりを持たせる。


まず、骨盤前傾・背骨の前湾をもたらす主な要因である大腰筋にアプローチです。大腰筋という筋肉は腰の最深部に位置する筋肉です。そのため通常の長さの鍼では用をなしません。

長鍼とボールペンの比較写真
左の写真は、大腰筋や臀部など深部に鍼を届かせる必要があるときに使用する長鍼です。

中肉中背の体格の方では、3寸(90mm)以上の長鍼でなければ確実に効かせられません。


大腰筋への3寸長鍼刺入前大腰筋への3寸長鍼刺入完了写真

上の写真2枚が大腰筋に鍼を刺入していく前後の様子です。
ただ刺せば良いわけではなく、確実に的を捉えなくては効きません。

大腰筋治療ポイント
左図のポイントに鍼を刺入していきます。

腰椎の横に張り出している骨を肋骨突起と呼びます。

この上下の肋骨突起と肋骨突起の間隙を狙います。当然、体表からは見えません。経験と指先の感覚が勝負です。


腰痛の鍼灸
というページを設けています。針治療のメリットやデメリット、いろいろな針治療の手法を解説しています。参考にしてみてください。

大腰筋へのアプローチが治療のメインになりますが、骨盤前傾・背骨の前弯を正すためには、別の視点からのアプローチをとることもあります。

骨盤の前傾を強める太腿の大腿直筋や、背骨の湾曲を強める腰の腰最長筋・腸肋筋と呼ばれる筋肉が原因となっていることもあるためです。



大腰筋性腰痛 / まとめ


大腰筋性腰痛を治すためには、下記3つのポイントへの視点が必要です。

  • 症状をもたらす主因である大腰筋の機能を正常化する
  • 2次的に背骨の湾曲を強める腰の背筋群を治療し、背骨にゆとりを持たせる
  • 骨盤を前傾させる大腿直筋を治療し、骨盤を後ろに引き戻す



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