経過及び改善状況と、患者さんによる手記
平井 美知子さん (78歳)
東京都江戸川区
主訴
腰と臀部の痛み、下肢の痺れ・痛み
これまでの経過と、狭窄の程度
平井 美知子さんは3年ほど前から、腰や臀部、下肢に痛みが起きるようになりました。当初はリリカなどの鎮痛剤で、痛みをコントロール出来ていたそうです。
ところが、鎮痛剤を服用し続けたことによる副作用で、元々状態が良くなかった腎臓の機能が低下しだし、下肢にひどい浮腫みが起きるようになったため、鎮痛剤を服用することが出来なくなってしまいました。
神経ブロック注射も、効果が長続きしないことと、腎臓への影響を考慮して敬遠するようになったそうです。
平井さんの腰は、腰椎5番と仙骨の移行部で脊柱管の狭窄が起きています。
MRI画像からも狭窄像が確認できます。
こちらは別の角度からの画像です。
腰椎4番付近と仙骨内では脊柱管は十分な空間を保っていますが、腰椎・仙骨移行部では顕著に狭窄していることが確認できます。
症状の程度や狭窄の状態からいって、手術適応段階にはあるのですが、平井さんの場合には腎臓の機能が低下してしまっているため、どの整形外科においても手術を断られてしまったそうです。
腎臓の機能が低下してしまうために鎮痛剤も服用できず、手術によって脊柱管を拡げることも出来ず、ひたすら痛みに耐えなければならない状態に陥ってしまいました。
このような経過をたどり、平井さんの脊柱管狭窄症に対しては、病院では痛みに対し打つ手が無くなってしまいました。
治療の方向性
平井さんの治療では、腎臓の機能を低下させないことが絶対条件となります。鍼治療は、副作用が極めて起きにくい数少ない治療法です。その事を考慮された平井さんの娘さんから、相談のご連絡を頂戴しました。
治療の具体的方向性は、硬くなっている脊柱支持筋群を緩めることと、下肢領域の神経の過敏な状態を、鍼によって低下させる方向での治療となりました。
脊柱管狭窄症は、外科的な手術によって狭くなった脊柱管を広げることが根治に繋がります。しかし、様々な理由で手術を行えない人や、そもそも手術を受けたくない人もいらっしゃいます。
平井さんの症例では外科的な手術を行えないため、根治を期待することは現実的ではありませんが、治療を継続することによって、治療開始前の痛みを10とした場合、現在では2〜3程度の痛みに低下した状態を維持できています。
患者さんの手記
平井さんから頂戴した、現在に至るまでの手記を掲載します。タブレット端末で見えにくい場合には、手記の下に、原文そのままで書き起こしたものを掲載しています。
八幡先生、いつも丁寧な治療を感謝しております。先生の治療のおかげで、辛かった日々に希望の光がさしております。
脊柱管狭窄症の痛みはとても辛いものでございます。手術をすることが出来るのなら、痛みから逃れることも出来るのでしょうが、私は腎臓が悪く、どこの整形外科に行きましても手術をして頂けませんでした。
痛み止めの薬も、腎臓の負担になってしまうので日常的に飲むことが出来ず、痛みに耐える毎日を送っておりました。
そんな時、娘が先生の針灸院のことを調べてくれ、ぜひ相談した方が良いと背中を押され、針治療は初めてで御座いましたが、お電話をさせて頂きました。
先生の治療で毎日がずいぶん楽に過ごせるようになりました。手術も出来ない薬も飲めない体で、このまま痛み続けながら逝かなければならないのかと思っていたことが嘘のような毎日です。
先生、本当にありがとうございます。年寄りでご迷惑をおかけしますが、今後も宜しくお願い致します。
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