骨盤のゆがみの原因、腰痛や体の不調につながる理由をバイオメカニクスの視点で解説しています。このページは以下の項目で構成しています
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仙骨は誕生時には5つの仙椎に分かれています。
骨盤には明確な性差があり、男性は上下に高く、恥骨の枝で形成される恥骨下角が狭く70°程度です。女性は左右に広く、大きく開口した骨盤上口と、90〜100°の広い恥骨下角で出産に対応しています。
また、骨盤のゆがみの問題は腰痛との関係だけでなく、美容にも大きく関係します。
骨盤のゆがみという言葉を耳にして、あなたはどのような状態を想像されるでしょうか?
腰の骨が位置的変異を起こし、いわゆる【骨盤がゆがむ状態】になると腰痛の他、便秘、下痢などの消化器症状を起こしやすくなり、骨盤が傾いた結果として背骨の弯曲が胸椎上部や頚椎にまで及ぶと、様々な不定愁訴の原因になることがあります。このような現象は骨格の構造上の基礎的な因子が、日常生活での体の偏った使い方によって増幅され、前後左右の筋肉や靭帯などの軟部組織がバランスを崩し、バイオメカニクス上の運動連鎖が誤った形で発現されるために起きます。
通常、クラッチ操作の必要があるトラックなどの運転では、左の図のような足の動きを繰り返すことになります。
この動きが長時間に及ぶ日常を数年という単位で継続していると、ある部分の筋肉は過剰に使われ、反対に別の部分の筋肉はあまり使われないという事が起こってきます。
右寛骨は前方へ回旋し、左寛骨は後方へとそれぞれ反対方向へ回旋すると、骨盤全体は左方向へと回旋します。
腰椎は回旋可動域が小さく、1椎体当たり2°程度の回旋可動域しか持ちません。背骨の後方には椎間関節というものが存在しますが、この関節がストッパーの役割をしてしまい回旋を妨げます。
それは、我々の体がテンセグリティ構造体であるためです。テンセグリテとは、バックミンスター・フラー(建築家・数学者・思想家)の教えを受けたケネス・スネルソン(彫刻家)によって完成された概念で…tensional(引っ張り)integrity(統一性)を合わせた造語です。
テンセグリティ構造体の簡単な模型を作ってみました。
ゴム(筋肉)に短縮や緊張などの偏りがなければ、全体としてバランスの取れた形状を維持できます。
体の偏った使い方により、筋肉や靭帯などの軟部組織もバランスが崩れた状態で過緊張や短縮、または機能低下する部位が生じてきます。結果として生体力学的張力の偏在が起き、バランスが崩れたテンセグリティモデルのような状態となります。
車の運転のようなさほど偏っていないと思われるような動きでも、長期間左右差ある動きの繰り返しで、捻じれや傾きの元となる体の使い方の癖をつけてしまいます。
腰痛などの症状があり治療を受けに行ったときに、モアレトポグラフィーのような、視覚的に患者さん自身が自分の体の状態を確認できる検査を受けたことがある方もいるのではないでしょうか?
ここで思い出して頂きたいのが、体はテンセグリティ構造体であることです。
そのため、骨の位置に主眼を置いて矯正で押し戻すようなことをしても、筋肉や靭帯などの軟部組織にアプローチできていない施術ではその効果は一時的で、短時間で元に戻ることの繰り返しになってしまいます。
一般に腰骨(こしぼね)などと呼ばれる大きな骨を寛骨(かんこつ)と呼びます。
前方へ傾く原因の1つに大腰筋の短縮と硬化が挙げられます。
また、大腰筋が短縮傾向で腰椎前弯が拡大すると、背骨の後ろ側の脊柱起立筋群も短縮します。この状態は腹腔内を圧縮することになります。
腹筋運動で腹直筋を強化することは骨盤を後方に回旋させることにつながるので、太鼓腹やたるんだお腹の問題を解決することの一助とはなりますが…
仰向けにに寝た姿勢で両膝を深く屈曲します。
次にその姿勢から骨盤を上下に上げ下げしてみてください。お腹のかなり深いところで、硬くなったり弛んだりする大腰筋を確認できます。
脚を投げ出した姿勢で座り、腕を身体に密着させてください。
お尻で歩くように前方へ移動します。坐骨を確実に床から離し太ももを持ち上げるようにして動かしていきます。
背筋を伸ばして椅子に座ります。この姿勢から太ももを持ち上げていきますが。持ち上げる太ももに腕で抵抗をかけます。スターティングポジション
背筋を伸ばし片膝を立て、股関節と膝関節を90°に屈曲します。ストレッチング
背中を反らせるようにして、股関節を可動域いっぱいのところでストレッチします。
阿川 槇子さん


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◎施術費 6000円