腰痛改善には治療や運動療法が基本ですが、日々の食事にも気を配るとより効果的です。
この項目では、痛みを改善させやすくする各種の栄養素を解説や、運動療法の効果を高める栄養素の説明をしています。
薬の弊害
ロキソニンなどの鎮痛剤を服用すれば確かに痛みを抑えることはできますが、痛みを押さえているだけで治っている訳ではないという問題があります。
また、鎮痛剤の服用を続けると腎障害や肝障害などの他、胃腸などの消化管障害を副作用として伴うことが少なくありません。
強い痛みがある時にはどうしても薬に頼らざる得ないこともあるでしょうが、鎮痛剤の服用を続けている多くの人は「できれば薬の服用を減らしたい。」と考えているのではないでしょうか?
そのような場合、様々な栄養素の特性を知り生活に取り入れることで、薬に頼らなくても痛みのコントロールが可能になります。
痛みと栄養素 / 概略
炎症に伴う痛みがあるのでしたら炎症を鎮めやすくする栄養素を摂取するのが望ましいでしょうし、筋肉の緊張状態を緩和させやすくするには、そのための栄養素とそれを摂取するタイミングも重要になります。
そして栄養素の中には鎮痛作用をもたらしやすい栄養素などもあります。
各種のビタミンやミネラル類、ハーブ類を日常生活に取り入れると腰の痛みをコントロールしやすくする期待が持てます。
例えば痛みをコントロールしやすくするハーブでは、セントジョーンズワートが挙げられます。セントジョーンズワートは、中枢からの鎮痛作用で痛みを和らげる働きを持っています。
痛みをコントロールしやすくする栄養素やハーブについては、専門ページをこの項目の下段で紹介しています。
慢性的な腰の問題の85%以上は画像検査や血液検査では原因を発見できない非特異的腰痛に分類されます。この状態は【侵害受容性慢性疼痛】に分類され、薬の服用だけでは治癒する事が難しい状態です。
侵害受容性慢性疼痛・非特異的腰痛は筋肉や筋膜、靭帯などの軟部組織の機能不全が原因です。
慢性的な機能不全に端を発する腰痛を改善するためには、的確な治療と生活に運動療法を取り入れる、そして食生活の見直しが必要です。
腰痛に効く食べ物 / 専門ページの御案内
【腰痛に効く食べ物】のページで、各種栄養素の解説、運動療法の効果をより高める栄養素について、ハーブや薬膳で痛みを軽減する方法などを解説しています。下記の項目で構成されています。
- 効果的な各種栄養素
- 筋肉と栄養の関係
- 症状をハーブや薬膳で改善する
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慢性的な腰痛発症の背景には、その多くに腰の血流不全が存在します。
温泉で温めることは症状の軽減に大きく貢献するのですが、泉質の選択によって、更にその効果を高めることが出来ます。
腰の痛みに効く温泉成分とは
日本には約3000の温泉地があり、27000を超える源泉が存在します。その多くの効能には【腰痛】の文字が散見できます。
確かに、どのような温泉であっても温めることで血流が増加するわけですから、効能書きに腰痛の文字があっても間違ってはいません。
しかし、よりその効果を高める泉質は【二酸化炭素泉】と【硫黄泉】であり、それには生体のダメージを速やかに回復させる理由があります。
ドイツに代表されるEU圏の国々では、古くから温泉が医療に取り入れられ、日本でも近年ではオリンピック出場選手などのトップアスリートが故障の時などに積極的に温泉を利用しています。
なぜ二酸化炭素と硫黄が腰の痛みに効果的なのか?専門ページで解説しています。
腰痛に効果的な温泉 / 専門ページの御案内
【腰痛の温泉】のページで、腰痛の症状を軽減する微量元素、具体的なお勧めの温泉地 BEST10を紹介しています。
- 温泉の泉質
- 腰痛の症状を軽減する微量元素とは
- 腰痛に効く温泉 BEST10
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腰痛の時の対処法として、テーピングは最も簡便に行えるセルフケア法の1つかもしれません。
一般にイメージされるテーピングとは、手首や足首を捻挫したときの方法で、腰に対するテーピングはイメージしづらいかもしれません。
腰痛のテーピングに必要な要素
捻挫の時のテーピングは固定するためのテーピングですが、腰痛改善のためのテーピングでは固定することが目的ではなく、【筋肉の動きを妨げない】・【体液の循環を改善させる】このような要素を満たす必要があります。
また、それらの条件を満たすだけではなく、腰の痛みの原因に合わせたテーピング法が必要です。例えば、腰に存在する腰方形筋と多裂筋と呼ばれる筋肉では、障害を起こしたときのテープの貼り方が異なります。
さらに、椎間板ヘルニアとすべり症では、発症に至る腰椎の弯曲の問題が異なるため、テーピングでは生体力学上の原因に合わせた対応が必要になります。
腰痛のテーピング / 専門ページの御案内
【腰痛のテーピング】のページで、腰のタイプ別に最も効果的な5つのテーピング法を解説しています。以下の項目で構成されています。
- テーピングを行う前の注意点
- テープを使うことの効用と根拠
- キネシオロジーテープを用いての実践編
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腰痛の1つの側面に、センサーの誤作動で筋肉が異常収縮を継続してしまう現象があります。
関節や筋肉に瞬間的高負荷が掛ったり、長期間に渡る持続的な負荷がかかり続けると、防御反応で筋肉が収縮する現象が起きます。
センサーの誤作動とは?
急激に重い物を持ち上げるなどの瞬間的な高負荷を腰に掛けたり…といった事は日常生活でよく起こることですが、殆どの場合にはその時の負荷がなくなれば、問題を残すことはありません。
ところが、負荷が去った後にもこの反射現象が異常な形で残ってしまい、腰の機能不全の一因となっていることがあります。
異常な筋収縮によって起こっている腰の問題は、筋肉やそれに連なる腱に存在するゴルジ腱器官や筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれるセンサーの誤作動が背景に潜んでいることがあります。
治療法にマッスルエナジー・テクニックやカウンターストレイン・テクニックと呼ばれる手法があり、これらの手法は先ほど挙げたセンサーの誤作動を解除することが出来ます。しかも短時間で。
センサーの誤作動を解除する方法
【120秒 腰痛緩和法】のページで、センサーの誤作動で筋肉が異常収縮を起こしてしまうメカニズムや、その誤作動を短時間で解除する腰痛改善法を解説しています。以下の項目で構成しています。
- 腰痛解消法を始める前の注意点
- 腰痛の一側面・センサーの誤作動
- マッスルエナジー・テクニック
- カウンターストレイン・テクニック
- 眼球・眉毛反射の利用
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痛みがあっても都合よく治療院に行けない事もあるでしょう。そんなときはこの項目で紹介する方法で、腰痛を改善してみてください。
腰に効くツボというものがあり、それらのツボは鍼など行わなくても、使い方によって自分でセルフケアすることができます。
紹介するツボの情報は、鍼灸治療の理論に基づいたとても治療効果が高いツボばかりです。全て読み終わるまでに相当程度の時間を要しますが値千金の情報です。ぜひ、一読ください。
そもそもツボとは?
ツボには、ツボを活かすための方法があり、漫然とツボを押したり市販のお灸を据えるだけではツボを活かしきれないのです。イオン分布の差や磁性を考慮したツボの使い方をすると、治療効果は足し算ではなく掛け算になります。
鍼灸治療には経絡(けいらく)という概念があります。経絡とは、生命体を生命体たらしめている【気】が巡っているルートとされています。このルートを鍼灸の世界では経絡
(けいらく) と呼んでいます。
【気】という概念は非科学的であり、現代においてはオカルトとして捉えることが一般的かもしれません。私もこの【気】という概念があまり好きではなく、私自身はきちんと把握でき割り切れる、西洋医学や生体力学を治療の根拠としています。
ところが、好む好まざるに関わらず、この気が巡るとされる経絡を意識した治療法は時に驚くような治療結果をもたらしたりします。その経絡上に存在する特異点が【ツボ】と呼ばれるポイントです。
東洋医学では、この経絡上の気の過不足や滞りが痛みなどの症状を起こしていると考えています。その気の流れの偏在を、【ツボ】と呼ばれる特異点に鍼やお灸をすることで、痛みなどの症状を治そうと考えるのが古典的な鍼灸治療です。
私がお勧めするツボの情報は、レストランが秘密のレシピを公開するような内容と密度の濃い情報です。きっと、あなたのお役に立てるはずです。
腰痛のツボ / 専門ページの御案内
鍼灸治療院が現実の治療で使っているツボの理論を、一般の方でもセルフケアで使えるようにアレンジしました。また、正確に迷わず治療点がとれるように、正しいツボの位置もわかりやすく解説しています。
【腰痛のツボ】のページでセルフケア法を詳しく解説しています。下記の項目で構成されています。
- 秘伝のツボで自分で治す!
- 痛てててて
- 自分で治すためのガイダンス
- 患部に対する局所治療の方法
- 遠隔部の治療点を使って治す方法
- 写真で説明・ツボの正確な位置
- 効かせるためのツボの取り方
努力いらずの腰痛改善法/ まとめ
このページで紹介した4つの腰痛改善法は、どの手法も実際に治療院で用いられたり、栄養学の根拠に基づくものです。軽度の腰痛でしたら、これらの手法をとって頂けたら症状は改善するはずです。
しかし、重度の腰痛やどこへ行っても治らなかった腰の痛みには、運動療法などの努力が必要であったり、治療が必要です。
セルフケアで改善が見られないようでしたら、ご相談ください。あなたが今までに経験したことがない、特別な治療法をご用意してお待ちしています。
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記事については医療系国家資格である鍼灸師の八幡太郎が執筆・編集・監修しています。
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◎施術費 6000円
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