化膿性脊椎炎 【鍼灸師が執筆・監修】
腰から背中にかけて激しい痛みがあり、発熱を伴っているようでしたら化膿性脊椎炎の可能性があります。
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記事については医療系国家資格である鍼灸師の八幡太郎が執筆・編集・監修しています。
化膿性脊椎炎の症状や経過
あなたの腰痛が以下のような症状にいくつか当てはまるようでしたら、化膿性脊椎炎の可能性があります。
- わずかでも動くと背中に激痛が起こる。
- 発熱を伴っている。
- 安静にしていても痛む。
- 発症前は極度の疲労状態にあった。
- 年齢は60歳以上である。
- 発症前に膀胱炎や扁桃腺炎だった。
- 糖尿病、肝硬変、腎臓病の既往や、ステロイドの投与を受けている。
化膿性脊椎炎は免疫力が低下している状態で、黄色ブドウ球菌や、大腸菌、緑膿菌などが脊椎に侵入したことにより発症します。感染経路は、膀胱炎など体内の他の病巣からの血行性の感染が多いようです。
糖尿病、肝硬変、腎臓病などの基礎疾患があり、発見・診断が遅れると20〜30%の死亡率となることもあり、異変を感じたら早期に診察を受ける事が必要です。
基本的には抗菌薬での保存療法で治療可能なようです。多くの場合、抗菌薬服用から4〜5日ほどで改善がみられるようです。6週間経過しても症状の改善がみられない場合、手術ということになるようです。
手術は病巣を完全に除去・洗浄し、脊椎が破壊されているようなら骨移植や脊椎固定が行われます。
発熱を伴う腰痛には十分な注意が必要です。発熱がある場合には通常の運動器疾患ではないと考え、医師の診察を第一とすべきです。
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