帯状疱疹 【鍼灸師が執筆・監修】
帯状疱疹の症状、原因、治療について説明しています。帯状疱疹が腰痛や坐骨神経痛の原因になる事があります。
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![鍼灸いちご治療院 院長・鍼灸師 八幡太郎](hachiman-taro-4.jpg)
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記事については医療系国家資格である鍼灸師の八幡太郎が執筆・編集・監修しています。
帯状疱疹の症状や経過
帯状疱疹は水疱瘡のウィルスによるものです。免疫力が低下している時などに発症しやすくなります。
最初に皮膚のチクチク、ヒリヒリする痛みが起こります。その後に赤い水疱状の湿疹が知覚神経の走行に沿って現れます。
帯状疱疹は顔、体幹部、手足どこにでも起こりえますが、身体の右側のみ、左側のみというように身体の半分のみに現れます。遠く離れた部位2か所以上に現れることは殆どありません。
治療は抗ウィルス薬を1週間服用し、皮疹がかさぶたとなって治癒します。殆どの場合予後は良好ですが、帯状疱疹後神経痛という厄介な症状が残ることがあります。
3か月後には7〜25%の人に神経痛が残り、6か月以上経過しても5〜13%の人には神経痛が残ります。
急性期の痛みは皮膚や神経が炎症を起こしての症状ですが、皮疹がすっかり治った後に残る神経痛症状は【神経因性疼痛】という状態に変化していて、これは神経線維がウィルスによって損傷したことによるの痛みです。
若い人では神経線維の再生がすみやかに行われるため神経痛症状が残りにくいですが、帯状疱疹の治療が遅れると神経線維が再生困難なダメージを受ける事があります。
帯状疱疹後神経痛移行しやすいのは帯状疱疹の治療が遅れた場合や、糖尿病や膠原病の人、高齢者などです。
難治性の帯状疱疹後神経痛になった場合、通常は消炎鎮痛剤で対処されますが、硬膜外ブロックの他、抗うつ薬、抗てんかん薬が用いられる事があります。
帯状疱疹は神経痛症状を残さないためにも早期発見・早期治療がとても重要です。ヒリヒリ・チクチクの後で水疱状の皮疹が現れたら、出来るだけ早く皮膚科医の診察を受ける必要があります。
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