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変形性脊椎症HEADLINE

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変形性脊椎症

変形性脊椎症の症状、原因、構造、治療について説明しています。
変形性脊椎症に伴う腰痛は、加齢によるよって起こる脊椎の変形が原因とされています。
40代以上の男性に多い特徴があります。
このページの情報があなたの腰痛対策の一助になれば幸いです。


【変形性脊椎症の症状】

変形性脊椎症は主に頚椎と腰椎にみられます。このページでは主に腰椎の問題に的を絞り進めていきます。
この疾患では症状の出方に個人差があり一様ではありません。一般的にみられる症状をいくつか挙げてみます。以下の6点を症状Aとします。

朝起きた時が最も痛み、すぐには起き上がれない。
無理をしなければ日中の活動時はさほど痛まない。
長時間同一姿勢をとっていると痛む。
重い物を持ち上げた後に痛む。
カイロや入浴で温めると痛みが緩和する。
他、個々人により症状の現れ方に多様性があります。


変形の程度が大きくなければ主に以上のような症状となります。
脊椎の変形が著しく、後縦靭帯骨化症や黄色靭帯骨化症、脊柱管狭窄症を引き起こすと以下のような症状がみられます。重度の症状である、以下を症状Bとします。

腰痛だけでなく、脚の先にまでシビレや痛みが起こる。
100〜200mごとに休まなければ歩き続ける事ができない。
尿や便が出にくい。残尿感がある。尿や便の失禁がある。
自転車のサドルに当たる部分の感覚が乏しい。

以上のような症状がみられた場合、緊急に手術を検討することも必要です。
何故このような症状が起きるのか、原因と構造の項目で解説しています。


【変形性脊椎症の原因と構造】

脊椎の変形は40代以上の男性に多くみられ、長年重労働をされてきた方に発生しやすい特徴があります。
変形の形状、程度も様々です。

※タイプ別骨棘の模式図
サイド説明・@一般的にみられる骨棘(こつきょく)です。脊椎のへりにとげ状に骨が突き出してきます。
Aトラクションスピアと呼ばれる骨棘で、脊椎のへりから少し離れた部分にとげ状の骨変形が起きたものです。脊椎不安定症に好発します。
Bロウソク炎状骨棘と言い、強直性脊椎骨増殖症という疾患でみられる現象です。
C上下の脊椎がつながってしまった状態で、架橋骨棘と呼ばれます。

@のタイプの脊椎の変形は加齢による変形です。
腰痛症状のない人でもX線写真を撮ると、50代以上では70〜80%の人にこのタイプの骨棘が発見されます。
整形外科などで腰痛の原因らしい原因が判明しない場合、このタイプの骨棘と腰痛症状を結び付け【変形性脊椎症】による腰痛…という診断がくだされたりします。
ここで疑問が生じるのが、腰痛症状がない70〜80%の人にまで発見されるありふれた現象を、腰痛の原因とするには根拠としてあいまいではないか?ということです。
そのため、症状Aのように現れ方に個人差が生じる結果となり、骨棘の出現と症状を結び付ける特異性が見当たらない事になります。
このような場合、【腰痛の原因は別にある】と考えるのが妥当です。

リンク・腰痛辞典


Aのタイプの脊椎の変形、トラクションスピアは脊椎の不安定性が原因になっています。
背骨がグラつき不安定ならば、固めることで体を守ろうとする防御反応の発現と考えて良いと思います。
そのため、@のタイプと同様に骨棘(こつきょく)が存在することで痛みが起きているというよりも、不安定性の結果として骨棘が出現したのであり、腰痛の原因は不安定性がもたらす機能不全にあると考えてよいでしょう。
脊椎不安定症や脊椎すべり症についても出来るだけ解かりやすく解説しています。

リンク・脊椎不安定症・腰椎変性すべり症


問題はB・Cのタイプの骨棘です。
この様な状態を引き起こす【強直性脊椎骨増殖症】という疾患があります。体格のしっかりした男性に多く発症します。
この疾患は脊椎だけでなく、周囲の靭帯までもが骨化してしまう病気です。

※脊柱管と黄色靭帯・後縦靭帯模式図
サイド説明・病状が進行すると、黄色靭帯(おうしょくじんたい)や後縦靭帯(こうじゅうじんたい)までもが骨化し、重篤な症状が起きてきます。症状B参照
重篤な症状が現れ出した時には、背骨を支える靭帯の骨化が広い範囲に及び、動かせる背骨はわずか数か所という状態になることがあります。
腰椎だけでなく、胸椎や頚椎にまで及びます。


【変形性脊椎症の治療】

@・Aのタイプの骨棘がある腰痛では、骨棘そのものが腰痛を引き起こしていると考えず、その根底にある原因を探っていく必要があります。
そして、その方の腰痛のタイプに合わせた治療が必要です。

リンク・腰痛原因


B・Cのタイプの骨棘が存在している場合、膀胱直腸障害と言って尿や便が出にくい。強い痛みで睡眠も妨げられる。100〜200mごとに休まなければ歩き続ける事ができない。そのような状態にまで及んでいない場合、多くの方は保存療法で対応されます。
B・Cのタイプの治療では脊髄神経・後枝(せきずいしんけい・こうし)という神経に視点を向ける事になります。
脊髄神経後枝は背骨周辺だけでなく、背中から腰の広いエリアの感覚を支配しています。
腰の部分の筋肉も脊髄神経後枝の支配下にあるため、強直性脊椎骨増殖症という状態にあると、当該神経の支配下にある筋肉は過緊張を起こしています。


※腰背部の広いエリアに多数鍼写真
サイド説明・この過緊張を抑えることで症状の改善を図ります。
極めて多くの鍼を使い広い範囲の筋肉にアプローチします。
この疾患の症状を緩和するには、脊髄神経後枝に刺激された筋内圧を確実に逃がすことが鍵となります。


痛みを半分程度にまで改善させられたら、日常生活はずいぶん楽なものになります。
しかし、骨の著しい変形がある場合、外科的に手術することで変形した骨を削り取ることでしか根本的な解決になりません。
強直性脊椎骨増殖症では、保存療法では痛みを半分程度にする事が目標になります。









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