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腰痛を治すために必要なこと

鍼灸いちご治療院 TEL.03-5876-8989

〒133-0051 東京都江戸川区北小岩6-35-19

特殊な腰の痛み

新型腰痛 / 臀皮神経障害・脊髄終糸症候群

新型腰痛 / 臀皮神経障害・脊髄終糸症候群の症状の特徴や、原因、治療について解説しています。新型腰痛の症状の特徴、原因、治療について解説しています。

この腰痛はX線やMRIなどの画像診断装置でも原因を掴めず、新型腰痛 (臀皮神経障害・脊髄終糸症候群)もこのタイプの腰痛で非特異的腰痛に分類されます。
腰痛は、画像上で原因を突き止めることが出来るのは僅かに15%に過ぎず、85%以上の腰痛はレントゲンなどの画像診断装置では原因を掴むことが出来ません。

画像診断装置などで原因を掴むことが出来る腰の痛みを、特異的腰痛と呼びます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎分離症などがこれにあたります。これに対し非特異的腰痛は、機能上の問題であることが多く、殆どの腰の痛みが非特異的腰痛であり、新型腰痛もこの1つです。

臀部の痛みの関連ページ

臀部の解剖図臀部に痛みを起こすのは臀皮神経障害だけでなく、梨状筋、中臀筋、仙結節靭帯、双子筋などいくつもの原因が考えられます。

臀部の痛みのページで、臀部に痛みが起きる原因や症状の特徴などについて解説しています。

症状の特徴

このタイプの腰痛では、以下のような症状の現れ方となります。

症状の現れ方

  • 腰の中心部や臀部に、キリで刺されたような鋭い痛みが起きる
  • 比較的浅い層に痛みを感じる
  • 前屈すると痛みが起きる
  • 横になると症状が悪化することがある
  • 寝返り等で強い痛みが起きることがある
  • 脚にしびれる様な感覚が起きることがある

新型腰痛の症状部位

新型腰痛の症状が起きる部位臀皮神経障害、脊髄終糸症候群では図のようなエリアに痛みが起きます。

このエリアは上臀皮神経、中臀皮神経という神経下通過する部位で、この部分が圧迫などの刺激を受けると痛みが起きます。

類似疾患の症状

梨状筋症候群

仙骨と梨状筋の解剖図臀部の深い部分には梨状筋と呼ばれる筋肉が存在します。太腿を外旋させる役割を持つ筋肉です。梨状筋は坐骨神経痛の原因にもなる梨状筋症候群という症状を起こす筋肉でもあり、新型腰痛とは明確に区別する必要があります。
梨状筋と坐骨神経との間で摩擦が起こることで発症し、臀部の痛みや脚に痺れの症状などが起こります。

梨状筋症候群のページで、梨状筋が問題を起こす原因や、症状の特徴、治療について解説しています。

仙腸関節性腰痛

仙腸関節の模式図新型腰痛と似たような症状が起きる疾患に、仙腸関節性腰痛があります。

鋭い刺すような症状や仰向けに寝た時や座位で症状が現れます。
仙腸関節性腰痛も機能性の腰の痛みであり、X線やMRIなどの画像検査では異常を捉えきれないことが多く、患者さんは原因を求めて病院を渡り歩くケースが少なくありません。

仙腸関節性腰痛のページで、仙腸関節が問題を起こした時の症状の特徴、原因、治療について解説しています。
腰の骨盤付近は構造的にトラブルが起きやすい部位で、臀皮神経障害や脊髄終糸症候群でなくても似たような症状がみられることがあります。

臀皮神経障害・脊髄終糸症候群の原因

新型腰痛の原因となっているのは、主に上臀皮神経と中臀皮神経と呼ばれる末梢神経です。

構造的な問題

上臀皮神経と中臀皮神経の解剖図臀部には、脊髄から分岐したいくつかの末梢神経が存在します。

臀皮神経障害や脊髄終糸症候群で問題となるのは、上臀皮神経と中臀皮神経と呼ばれる神経です。
上臀皮神経と中臀皮神経は、脊髄から枝分かれした後、臀部の比較的浅層に広く分布しています。

第一の原因はこれらの神経が、骨盤の腸骨や仙骨をまたぐ形で走行している構造的な問題です。骨を乗り越える部分に摩擦などの外力が働くと痛みが起きます。

神経線維の問題

神経線維の画像脊髄から分岐し腰や臀部に向かう神経を、脊髄神経後枝、脊髄神経終末(または終糸)と呼びます。

これら末梢神経は本来、適度な柔軟性を持っているため、通常では伸ばされても痛みは起きません。
しかし、生まれつき神経線維が柔軟でない人や、加齢によって神経線維が柔軟性を失うことがあります。
前屈で痛みが起きている人このような場合、硬くなった神経線維は引っ張られる外力に対応できず、負荷に耐え切れなくなると、通常ならば痛みが起きないような僅かな前屈姿勢でも痛みが起きます。
また、柔軟性の問題は神経線維だけが原因になっている訳ではなく、その問題となっている神経線維が走行している、経路上の筋肉が柔軟性を失っても神経線維は逃げ場がなくなり自身の柔軟性を発揮でず、伸張性の痛みが起きます。

他、末梢神経の問題では、腰や臀部の筋膜との癒着が起きても、神経線維はロックされたような状態になってしまうため、同様に伸張性の痛みが起きます。

生活の中に潜む問題

座位で新型腰痛が起きる原因新型腰痛は、生活の中にもその原因が潜んでいます。

我々の日常生活では座位が付きものですが、デスクワークで一日中座っていることが多い人ほど、このタイプの腰の痛みを起こしやすい特徴があります。
座った姿勢は、腰や臀部の神経線維が背筋からの引っ張りと、大腿裏面のハムストリングスと呼ばれる筋肉群、双方から引っ張られる負荷が常時掛かっているために、末梢神経の問題が起きやすい側面があります。

また、臀筋、神経線維が圧迫や摩擦を受けやすいため、より痛みを助長します。
新型腰痛 (臀皮神経障害・脊髄終糸症候群) 発症の原因は1つではなく、いくつかの要素が重なった時に痛みが起きるようになります。

新型腰痛の治療法

臀皮神経障害や脊髄終糸症候群では、手術、神経ブロック注射、エコーガイド下生理食塩水注入法、鍼治療など、いくつかの治療法が考えられます。

手術による治療

手術中の様子手術では問題となっている末梢神経を部分的に切除する方法や、脊髄刺激療法などが考えられます。

最近『たけしの家庭の医学』で取り上げられたのは、部分的な切除法です。
新型腰痛の診断と、神経の部分切除については、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 副院長の青田洋一医師が第一人者とされています。
他方、脊髄刺激療法とは、脊髄と背骨の間の空間である硬膜外腔に電極を挿入し、体内に埋め込んだ電気刺激装置からの電流の刺激で、痛みを永続的にコントロールする手法です。

但し、症状を改善するために手術を選択するのは、熟慮を重ねた上で慎重な判断が必要です。FBSS:Failed Back Surgery Syndromeという状態に陥る恐れもあるためです。

FBSSとは、腰の疼痛改善を目的として腰の外科的手術を行っても、その後も痛みの症状が改善せず、手術前と変わらず症状が持続している状態です。

マイアミ大学総合疼痛リハビリテーションセンターのHubert L.Rosomoff博士は次のように警鐘を鳴らしています。

「患者に対する評価が十分なされていない事が多い。多くの手術症例では、 痛みを発症している原因が脊髄や神経根圧迫による障害ではなく、筋肉や靭帯が原因で腰の痛みを発症している。」

神経ブロック

ブロック注射の写真神経ブロックは、一時的な麻酔で、薬の効果が切れたら元に戻ってしまうと誤解される事もありますが、痛みに伴う痛みの悪循環を断ちきる事に重要な意義があります。
神経ブロックを行う目的は、感覚神経ブロックによる除痛効果、交感神経ブロックでの血流改善効果、運動神経ブロックによる筋弛緩作用などが挙げられます。

代表的な神経ブロックの一例

  • 体性神経ブロック
  • 神経根ブロック
  • 後枝内側枝ブロック
  • 硬膜外ブロック
  • 交感神経ブロック

神経ブロックに用いられる薬剤の一例

  • リドカイン:最もよく用いられる薬剤で、効果が現れるまでの時間が速い特徴があります。。
  • メピバカイン:毒性が比較的少ない薬剤で、リドカインよりも効果が持続する時間が、やや長い特徴があります。。
  • プピバカインブロック:作用時間が長い特徴があります。
神経ブロックでは高周破熱凝固法や、効果の持続時間を延長するための神経破壊薬(アルコールとフェノール)が行われることがあります。

エコーガイド下 生理食塩水注入法

超音波画像診断装置新型腰痛の原因となる臀皮神経障害や脊髄終糸症候群では、神経の癒着が問題となることがあります。その場合、超音波画像診断装置で癒着部位を確認しながらの、生理食塩水注入法が行われることがあります。
癒着部位に生理食塩水を注入して癒着をはがし、痛みが起こらないようにする手法です。この手法では、群馬県前橋市の木村ペインクリニックの木村 裕明医師が第一人者です。私の治療院からも、何名かの患者さんをお願いしました。

鍼治療による保存的な治療

鍼治療の鍼保存的な治療法では、鍼治療が代表的な手法として挙げられます。

鍼治療に使われる鍼は0.16~0.2mmほどの極めて細い鍼が使われます。
このページでは臀皮神経障害や脊髄終糸症候群を【新型腰痛】として取り上げましたが、我々鍼灸師は古くからこの疾患を日常的に治療してきました。

医学会ではこのタイプの腰の痛みや臀部の痛みを【新型腰痛】と呼称していますが、日本の医学会は伝統的に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎分離症など画像上原因を捉えられる特異的腰痛の、外科的治療に重きを置いてきた歴史があります。

近年、日本の医学界でも新型腰痛や仙腸関節性腰痛といった機能性の腰痛にも目が向けられるようになりました。

我々鍼灸師は、新型腰痛のような画像上では原因を突き止められない、機能性の非特異的腰痛を得意分野にしています。このページの症状の特徴が、あなたの腰の痛みに当てはまるようでしたら、お近くの鍼灸院に相談してみてください。

患者さんによる手記

患者さん・吉川真理子さん吉川 真理子さん (32歳)
神奈川県鎌倉市

主訴
原因不明の臀部痛、腰痛
吉川さんは、原因不明の腰と臀部の痛みに長期間苦しんでこられましたが、鍼治療によって症状は大きく改善しました。

吉川さんから頂戴した手記を掲載します。吉川さんの手記1吉川さんの手記2
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