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腰を治すために必要なこと。

鍼灸いちご治療院 TEL.03-5876-8989

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心臓に原因がある背中の痛み

狭心症・心筋梗塞と背中の痛み

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、前胸部の激しい痛みの他、背中にも痛みが起こることがあります。狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、前胸部の激しい痛みの他、背中にも痛みが起こることがあります。

厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」によると、
急性心筋梗塞で年間3万7,222人もの方が死亡しています。
また別の厚生労働省の資料「患者調査」によると、急性心筋梗塞患者の14%は病院に搬送前に心停止し、発症から30日以内の急性期死亡率は6~7%となっています。

狭心症とは心筋梗塞に至る一歩手前の段階で、狭心症発作を経験した場合には生活習慣の見直しが急務の課題です。
背中に痛みがある女性内臓に問題があり、背中に痛みが起こるのは虚血性心疾患だけではなく、肺や肝臓、膵臓などの問題でも腰や背中に痛みが起こります。

背中の痛みのページで、各種疾患と背中の痛みの関係につて解説しています。

症状の特徴

狭心症で苦しんでいる男性虚血性心疾患では、急激な前胸部の締め付けられるような激しい痛みや、圧迫感などの症状が現れます。

殆どの場合、前胸部に症状が現れますが、まれに、背中、左腕、下顎などに痛みの症状が現れます。
虚血性心疾患は症状が激しいため、それを見逃して治療の機会を逸してしまうケースは少ないですが、冠動脈の狭窄の程度が軽度であった場合、典型的な症状がみられないことがあります。

また、糖尿病の既往がある場合には、症状の出方が軽減することがあり注意が必要です。

狭心症の症状

狭心症では、以下のような症状がみられることがあります。軽度な場合、初期には痛みとして自覚せず、胸部の違和感でやり過ごしてしまう事もあります。症状は通常15分以内に治まります。
  • 胸全体の締め付けられるような痛み
  • 胸部の圧迫感
  • 冷や汗
  • まれに背中の痛み
また、胸の圧迫感や痛み以外の症状として、以下のような症状がみられることがあります。
  • 喉の閉そく感、詰まった感じ。
  • 左肩や左腕の痛み。
  • 顎の痛み
  • 歯が浮くような感じ。
  • 胃周辺の重だるさ。

心筋梗塞の症状

急性心筋梗塞症では通常30分以上にわたり、前胸部に圧迫感や締めつけ感、強い痛みが起きます。一見して重篤感があり、見逃されることはありません。
  • 前胸部の強い痛み圧迫感
  • 冷や汗
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 呼吸困難
  • 恐怖感、不安感
急性心筋梗塞では殆どの場合、症状部位は前胸部となりますが、個人差によっては以下の部位に症状がみられることがあります。
  • 左肩、左腕
  • 背中
  • 上腹部
虚血性心疾患の症状発現部位 / 胸部虚血性心疾患では、殆どの場合に痛みの症状が現れるのは前胸部です。

時には下顎、咽頭部、上腹部、左肩、左腕から痛みの症状が現れることがあります。まれに奥歯の痛みを感じる事もあります。
虚血性心疾患の賞状発現部位/ 背部背中に痛みの症状が現れるケースは決して多くはないですが、関連痛、放散痛として背部にまで痛みの症状が現れることがあります。

以上までの症状がみられるようでしたら、あなたの背中の痛みではマッサージや鍼治療ではなく、循環器科の受診が必要です。

虚血性心疾患の原因

虚血性心疾患の原因虚血性心疾患は、心筋に酸素や栄養を運ぶ冠動脈が、何らかの原因で狭くなったり塞がったために起きてきます。
糖尿病、高脂血症、高コレステロール血症であると発症しやすく、その場合には生活習慣の見直しが必要です。
心臓は1分間に60~70回、1日約10万回も拍動して全身に酸素と栄養を供給しています。この休みなく駆動するポンプにも酸素と栄養が必要で、心臓自身は周囲をぐるりと取り囲んでいる冠動脈から酸素と栄養を取り込んでいます。

冠動脈が狭くなったり閉塞するのは、動脈硬化が基礎的な因子になっています。動脈硬化が起きた血管では、アテロームと呼ばれる脂肪状の物質が血管壁の内側に堆積し、血液が循環しにくい状態になっています。

この状態が一定限度を超えると、狭心症や心筋梗塞を起こしやすくなります。糖尿病、高脂血症、高コレステロール血症はアテローム硬化を進行させる基礎的な因子です。

狭心症とは?

狭心症の模式図心臓を取り巻く冠動脈の一部が何らかの原因で狭窄し、血液が巡りにくくなって、一時的な虚血状態になっているのが狭心症です。

狭心症は一時的な血流不足ですから多くの場合、安静にしていると15分ほどで痛みなどの症状は治まります。
狭心症はその原因によって、いくつかのタイプに分けられます。狭心症の多くのタイプではニトロ製剤が著効します。ニトロ製剤は血管の内径を急激に広げるため、心筋の虚血状態を一時的に改善してくれます。

労作性狭心症

重い物を持ち上げたり、階段を昇った時など労作時に起きる狭心症です。安静にしていると数分で治まり、食後や寒冷時などに起きやすい特徴があります。

冠動脈の状態が悪化してくると、症状が起きる頻度が多くなったり安静時にも起きるようになる事があります。このような状態になると不安定狭心症という状態に移行しています。心筋梗塞を起こすリスクが高まっているため、出来るだけ早く治療を開始する必要があります。

安静時狭心症 ( 異型狭心症・冠攣縮性狭心症 )

安静時狭心症は異型狭心症、冠攣縮性狭心症とも呼ばれ、夜間や朝方など安静時に症状が起きやすい特徴があります。欧米人よりも日本人に多くみられるタイプの狭心症です。

冠動脈が一時的に攣縮 (痙攣する) 事が原因です。リラックスして副交感神経が優位になると起きやすく、早朝の4~6時の間が発作が起こりやすい時間帯です。

冠動脈の攣縮も動脈硬化が進んでいると起きやすく、安定時狭心症も過労、ストレス、喫煙が誘因となります。

不安定狭心症

不安定狭心症は、今までだったら症状が起きなかった軽微な動きでも発作が起きたり、安静時にも前触れもなく発作が起きます。発作が起きる回数が増えたり、症状が治まるまでの時間が以前よりも長くなってきます。

冠動脈の動脈硬化が進行し、アテロームが血栓として血管を塞いでしまう恐れがあります。いつ心筋梗塞に移行する可能性が高く、極めて危険な状態で緊急な治療が必要です。

微小血管狭心症

微小血管狭心症は、閉経前後の更年期女性に起こりやすい特徴があり、更年期の女性の10人に1人に起こるとされます。更年期に入り、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することが原因と考えられています。

エストロゲンは血管を柔軟に保ったり、血管を拡張する働きがあります。そのホルモン分泌量が低下したために、冠動脈より末端の毛細血管が狭窄するためと推定されます。

推定にとどまるのは血管造影の画像検査や、心臓に負荷をかけて冠動脈の攣縮 (痙攣) を誘発する検査を行っても、冠動脈の攣縮が起こらないためです。

狭心症の特徴的な症状に加え、頭痛、易疲労、冷えなどが伴っているようでしたら、このタイプの狭心症の可能性があります。

心筋梗塞とは?

心筋梗塞の模式図心筋梗塞は心臓を取り巻く冠動脈が閉塞し、血流が途絶えたことにより心筋が壊死した状態です。

急性心筋梗塞は日本では約15万人が発症し、3万7千人以上が死亡しています。狭心症の発作に著効するニトロ製剤も殆どの場合には無効です。
急性心筋梗塞は、およそ半数の人には前駆症状として狭心症の症状が現れますが、半数の人は何の前触れもなく急に発症します。

冠動脈が閉塞する原因は、血栓や、アテロームと呼ばれる脂肪状の物質、冠動脈の過度の攣縮 (痙攣)などが原因となっています。

30分以上継続する胸部の激しい痛みの他、冷や汗、吐き気、嘔吐、呼吸困難などが起こります。但し、糖尿病の既往があったり高齢者では、殆ど症状がみられないこともあります。

緊急時の対応

急性心筋梗塞では、約14%の人が病院への搬送前に心停止しています。

総務省消防庁の平成27年の発表では、救急車が現場に到着するまでに全国平均で 8.6 分、現場に到着してから病院に収容されるまでは全国平均 39.4 分の時間を要しています。

つまり、119番通報から病院到着までに、全国平均では実に50分近い時間を要してます。急性心筋梗塞でこの時間の経過は致命的です。

緊急な対応が必要な理由

心室細動の様子冠動脈が閉塞すると、心臓は酸素不足で心室細動と呼ばれる一種の痙攣状態になります。

このような状態に陥ると全身に血液が巡らなくなり、これが死亡原因の殆どを占めています。
心室細動による不整脈が起こると、心臓はポンプとしての働きを失います。3分以内に心臓マッサージと人工呼吸が行われないと、死亡率が高まります。

ドリンカーの救命曲線(Dr. Drinker's Survival Curve)によれば、心肺停止後1分以内に蘇生術を行えば97%の人が蘇生し、2分後では90%の人が蘇生するとされます。

5分経過すると25%にまで低下し、心肺停止後8分間何も行われなければ、蘇生率は0%です。
AEDの写真虚血性心疾患により心肺停止状態に陥った場合、緊急の救命措置が必要です。

消防庁などで救急救命処置の講習を受けた人が身近にいれば望ましいですが、それが叶わぬ場合、近くにAEDがあったら迷わず使いましょう。

それすらも適わぬ時は、即席であっても心臓マッサージと人工呼吸を行うことが望まれます。

検査と診断、治療について

心臓を検査している様子虚血性心疾患では、問診、心電図、血液検査が行われ、必要により冠動脈造影検査が行われます。

年齢や既往歴、現病歴、心臓の状態が総合的に判断され、薬物療法、手術などが検討されます。受診すべき病院は、循環器科です。

虚血性心疾患の検査

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、以下のような検査が行われます。
心電図検査の様子

心電図検査

狭心症の場合、安静時の心電図だけでなく、運動した状態の負荷心電図をとることがあります。心筋梗塞では特徴的な変化がみられるため、専門医は容易に診断します。
血液検査

血液検査

狭心症では殆どの場合、血液検査には異常が現れません。心筋梗塞では、壊死した心筋細胞の成分が血液中に見られます。CPKの値を調べます。
冠動脈造影検査の様子

冠動脈造影検査

腕や脚の血管からカテーテルを通し、冠動脈に造影剤を注入し、閉塞している状態を撮影します。

虚血性心疾患の治療

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療は、薬物療法と手術療法に大別されます。

薬物療法

処方される薬の画像狭心症の場合は心筋梗塞に移行させない、心筋梗塞の場合には状態を悪化させないことを目的に、血管を拡張させたり、血流れを良くするための薬剤が処方されます。
虚血性心疾患では以下のような薬剤が処方されます。
  • Ca拮抗剤:血管拡張作用
  • 硝酸薬・ニトロ製剤:血管拡張作用
  • 抗血小板薬:血液の流れを軽減する作用
  • β遮断薬:交感神経を抑制し、心臓の負担を軽減する作用
  • ACE阻害薬:血圧を低下させる作用

手術療法

手術室虚血性心疾患で最も重要なことは、閉塞してしまった冠動脈を拡げ再び血液を巡らせることです。これを再灌流療法と呼び、術式には患者さんの状態に合わせた方法がとられます。
冠動脈が完全に閉塞しまっても、発症から6時間以内に処置すれば梗塞した範囲を小さくすることが可能とされています。手術療法には冠動脈バイパス術などがあり、それらと方向性が異なるカテーテル療法は手術療法に含めないことが一般的ですが、便宜上この項目で取り上げます。

虚血性心疾患では以下のような術式が取られることがあります。

カテーテル療法

直径2ミリほどの管を腕や脚の血管から挿入し、バルーンまたはステントを閉塞した冠動脈に到達させます。虚血性心疾患では一番普及している方法です。冠動脈形成術とも呼ばれます
  • 風船療法:閉塞した血管内で風船を膨らませ、再灌流を図る方法です。
  • ステント留置療法:風船療法の延長上の治療法です。閉塞した冠動脈内にステント(金属製のネット)を留置し、バルーンで拡張させ再灌流を図ります。
  • 内膜切除術:カテーテルで機械式のカッターを閉塞部分に到達させ、アテロームを削り取ります。血管が細い部分や曲がった部分では行えません。
風船療法では、術後3か月以内に30~40%の人が冠動脈閉塞を再発します。ステント留置法では6カ月以内の再発が20%とされています。

手術療法

再発率・成功率が高いため、冠動脈バイパス術が一般的に行われています。腕や脚の血管を移植し、文字通り閉塞部分を迂回し、梗塞部分に血液の再灌流を促す術式です。

カテーテル療法では再発が危惧される場合や、カテーテル療法を行った後も経過が思わしくない場合などに行われます。

予防について

虚血性心疾患の予防法の画像心筋梗塞は、癌、脳卒中と並ぶ三大疾病の一つで、死亡原因の多くを占めています。

虚血性心疾患は生活習慣病に含まれ、動脈硬化が出来上がってしまうと完治はありません。日ごろからの予防が大切です。

動脈硬化の進行を予防するには

虚血性心疾患では高血圧症、高脂血症、糖尿病などが危険因子として挙げられます。これらは生活習慣病であり、喫煙、運動不足、偏った食生活が原因です。生活習慣の見直しを図ることで、狭心症や心筋梗塞のリスクを低下させることが可能です。
減塩食のイメージ

食生活の改善

低脂肪、減塩を心掛ける必要があります。塩分は1日10g以下が理想的です。

高脂肪食や糖分の摂り過ぎは動脈硬化のリスクが高まります。
禁煙の看板

禁煙

喫煙でニコチンや一酸化炭素を体内に摂り込むと、血管が収縮し、血液が凝固しやすくなり、高血圧に繋がります。

動脈硬化が進んだ血管で高血圧は危険な因子です。
ウォーキングしている女性

適度な運動

一回当たり30分以上継続する有酸素運動を日常的に継続すると、心肺機能が改善し心疾患のリスクを遠ざけます。
但し、今まで運動の習慣がなかった方は軽めの散歩から始めましょう。
ストレスに押しつぶされている男性

ストレスコーピング

心理的ストレスは交感神経が緊張し、血圧や血中コレステロールが上昇します。

頑張り過ぎず、自分に合ったストレスコーピングが必要です。
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